DHsaid ページ13
DHsaid
ジェノと約束してから日曜日が来るのは早くて、さっさと準備してジェノの家まで急いだ。
JN「え、何でジャージ？」
「逆に何でダメなの？男二人じゃん。」
JN「いや、今日だけはジャージの隣歩きたくないわ。俺の服着て。」
「えー、めんどくさ。」
JN「いいから！(その格好で行ったらあとで後悔するのはお前だから！)」
「そーいえばさ、今日誰か来んの？結局。」
JN「時間無いからさっさと着替えて！」
怪し、いつものジェノならちゃんと答えるのに。
ジェノから渡された服は俺がいつも絶対着ない服で恥ずかしかった。
JN「いつものアディダスよりもこっちの方が似合ってんじゃん！」
「えー、何か変な感じじゃない？」
JN「もう時間だし、行くぞ！」
集合場所だという場所についてやっと理解した、何でジェノが俺に着替えさせたのか。
目の前にはいつもとは全く違うAちゃんが居て、
ニヤニヤしてるジェノと、るな？ってやつが仕組んだことには間違いなさそうだった。
多分だけど、Aちゃんも俺がいることを知らなかったんだろう。
ビックリしたように「るな?」って言ってるし。
頭のなかでいろんな事を考えてたらいつの間にかAちゃんたちはトイレに行っていた。
「やべぇAちゃんめっちゃ可愛い。てか、何でいんの？」
JN「着替えてよかっただろ？感謝しろよ、」
「いや、感謝はしてるけど何で言わなかったんだよ。心の準備ってもんがあるだろ！」
JN「言ったら来なさそうだったし、そういうところは奥手じゃん。お前、」
「確かに、それは認めるけど。」
JN「とにかく、せっかく俺らが作ってあげたチャンスなんだから無駄にすんなよ。」
「俺たちって…まさかお前るなってやつも知ってんな?」
JN「ごめんって、口が滑っちゃった。何か奢るから！」
「絶対奢れよ！」
最悪、恥ずかしすぎるし。
ジェノに質問してたら向こうからAちゃんたちが走ってきて現実に引き戻された。
とりあえず今日は頑張らなきゃ。
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作者名：れるろろ | 作成日時：2021年2月13日 14時
