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つぶらな瞳を見開いた。
ジョンウは素直に驚いている様子だった。
いつも飄々とした彼のそんな素直な姿は、少し意外なものだった。
ジョンウは少し黙ったあと、苦笑いをして、「そうか」と小さな声でこぼす。
…どうやら、本当にそうだったみたい。
はったりをかけたつもりが、図星だったのか。
JW「…誰から聞いたのか、は、聞かないでおくね」
「…」
JW「だからAは、僕を避けるようになったの？部屋も、離れたの？」
「…え？」
JW「僕が吸血鬼だから、怖いんでしょ。気持ち悪いと思ったんでしょ」
…違う、そうじゃない。
私が彼の口から聞きたかったのは、そんな言葉ではなかった。
私は慌てて首を振る。
すると、自嘲をやめたジョンウはぱっと顔を上げた。
「違うよ。どうしてそんなこと言うの？ジョンウはジョンウじゃない、今までとは何も変わらないよ」
JW「…」
「部屋のことは… …やっぱり、男女が同じ部屋っていうのは、倫理的に見てもどうなのかって…周りの人に沢山言われたからだよ」
JW「…僕が、怖くないの？」
「怖くないよ。何言ってんの、当たり前だろ」
JW「ほんとに？…本当の、本当に？」
「うん。吸血鬼だからなんだってのよ」
JW「A…！」
みるみるうちにジョンウの表情は明るくなる。
そして、いつもそうするみたく、私に勢いよく飛びついてきた。
ジョンウはベッドに倒れた私の腰に跨り、顔の横に手をついて、きらきらとした瞳で私のことを見つめる。
JW「ありがとう！Aならやっぱり、そう言ってくれると思ってた！」
「ジョンウ、重い…」
JW「ふふっ、お近付きの印に、血を吸ってもいい？」
「え？…ちょ、待って！」
私の返事も待たずに、彼はにっこりと微笑んで、また私の首元に顔を埋める。その口の端には、ヘチャンのものと同じような犬歯が覗いていた。
私は慌ててジョンウの肩を突き放し、起き上がる。
首元を押さえ、けたけた笑うジョンウの肩を、割と強い力で殴った。
JW「もう、冗談だよ」
「ジョンウならやりかねないじゃん、びっくりするからやめてよ…」
JW「ふふっ、ごめんね」
ジョンウは甘い微笑みで、誤魔化そうとする。
いつだってそうだ。
…そんなふうに、可愛い顔をして私の頬にキスをすれば、なんでも許してもらえると思ってる。
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スジン(プロフ) - ありがとうございます！！ (2022年7月30日 0時) (
レス) @page50 id: d2feff5954 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - スジンさん» コメントありがとうございます🥹とても嬉しいです…！第３章は既に公開しているのですが、R/18フラグが立っているので、ログイン後設定を解除して頂いてからもう一度試して頂けませんか？よろしくお願いします🙇🏻♀️ (2022年7月29日 8時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
スジン(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！！お話の内容がよく考えられていてとっても面白いです🥰🥰質問なんですが、第3弾は更新されていますか？？私のアプリだとエラーで見れないのですが、、、 (2022年7月28日 23時) (レス) @page50 id: d2feff5954 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - <3さん» お返事遅くなりました💦ありがとうございます！！そうなんです、、伏線全部回収する！と思います！！笑笑 かなり長期連載になりそうですが、ぜひ楽しんで頂けるよう頑張りますので、今後とも宜しくお願いします🙇🏻♀️❤️ (2022年7月19日 21時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ミアさん» お返事遅くなりました（ ; ; ）ありがとうございます…！とてもとても嬉しいです😭😭これから伏線回収してもっと面白くなっていくはず…！ですので、これからもご愛読頂けると嬉しいです🥰本当にありがとうございます！！ (2022年7月19日 21時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年7月5日 16時
