梟の晩 ページ26
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JS side
JS「ああ、本当にゾクゾクした。あんな経験は初めてだった…。こう、全身の血が滾って、抑えきれなくなる、そんな感じ？」
CL「えー、そんなにAヌナって凄いんだ？」
JS「凄いってものじゃないよ！」
JO「こらこら、チソンア。また興奮したら、自分を抑制できなくなるぞ」
…そんなことを、言われたって。
あの瞬間を思い出すと、今でも顔が熱くなって、火を吹きそうなんだ。
僕はその興奮を忘れられなくて、机に拳をどんとぶつけたあと、夜空を見上げて堪えきれなくなった笑いをこぼした。
チョンロは僕の話に興味津々で、にこにこ笑いながら次の話を催促してくる。
仕事終わりで白衣を着たままのジャニヒョンは、呆れながら机の上にその長い脚を放り出し、マルボロを吸っていた。
…半年くらい前まではアークローヤルだったのに。いつの間にか変えたのかな。
ふと、遠くで
今晩は半月。
白い月明かりが窓を伝い、この部屋の中へ射し込んでくる。
僕は革のソファーに寝転び、目を細めた。
…ああ、やっぱり、思い出すだけでぞわぞわする。
恍惚って、こういうことか。
僕は知らなかった。
本当に彼女の“それ”を知ると、僕は一体どうなってしまうんだろう。
僕はまだ幼く、能力が未熟だから、自我を抑制出来ないのだとジャニヒョンは言う。
だけどそれって、本能だけで体が動いているということ。
即ち、強烈な快感と満足感が僕を満たすというわけ。それは、自由の解放だ。
ふと、部屋の扉が勢いよく開いた。
チョンロはびくんと飛び跳ねる。
扉の方へ振り向いてみると、そこには制服のブレザーを肩にかけたジェノヒョン、アメリカーノを持つジェミニヒョン、そして深刻そうな、険しい表情をしたマクヒョンがいた。
CL「うわもう、びっくりした…！ドアは静かに開けてよ！」
JN「あははっ、ごめん。つい…」
JO「ふふっ、いい顔してるね。ジェノ」
JN「…結構、新しい子も良かった」
JM「部屋に籠ってる時間長かったもんね〜」
JS「いいな、僕も…」
JM「だーめ。チソンイとチョンロは相手の子を殺しかねないでしょ」
まだまだ女の子の扱い方も分かってないくせに好きにさせるはずがないよ、と、ジェミニヒョンは僕の隣に腰を下ろした。
僕はそんなジェミニヒョンの肩を小突く。
…いい加減、僕もジェノヒョンみたいに好き放題やりたい。もう、そういう歳だろ。
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ゆら(プロフ) - れいらさん» 本当に楽しみにしていました！何回も読ませていただきます🥺 (2022年7月6日 20時) (
レス) id: b4dc2fdbd2 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ゆらさん» お返事遅くなってしまいました。とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹次章を公開しましたので、是非お読みいただけると嬉しいです🤲🏻 (2022年7月5日 16時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 本当に好きな作品に初めて出会いました。楽しみにしてます🥺 (2022年6月15日 18時) (レス) id: b4dc2fdbd2 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ミアさん» ありがとうございます！😭💖また1章分書き上げてからの公開になるので少し時間が空くと思いますが、ぜひ続きをお楽しみにお待ち頂けたらと思います😌💕 (2022年6月13日 22時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます🥹とっても嬉しいです！ご期待に添えるよう素敵なお話を目指してこれからも書いていきたいと思います✊🏻コメントありがとうございました！！❤️ (2022年6月13日 22時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年6月13日 14時
