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「…って、マジで意味わかんないでしょ…」
JM「へー、深刻だね」
「それやめて、ドンヒョギと話してるみたい」
JM「ふふっ、わざとだよ」
騒がしいクラブミュージック、無数のシャンデリア、ベロアのソファー。
目の前には何本ものシャンパンボトルにショットグラス。
…もう色々とパンクして、今日は既に飲み過ぎてる。
それでもグラスを
カジュアルにセットしたはずの黒髪が途方も無いほど色っぽいジェミンは、頬杖をつきながらにこやかに私を見つめる。
JM「そのテンさんって人とは、もう連絡とってないの？」
「してないよ…。クラブで見かけても無視されるか、私が見てるの分かってて他の人とあからさまにイチャつき始めたりする… …あーもーやだ、他の女とキスするとこなんか見たくないのに…！」
JM「あははっ！テンさんも悔しいんだね、Aに自分よりも他の人を優先されたことが。てことは向こうもAにそこそこ本気だったってことじゃん」
「それはテンの考え方がおかしすぎたんだよ！別に向こうは本気じゃなかっただろうし、テンは私が彼の自尊心を傷付けたのが許せなくて、腹いせでやってるんだよ、マジで最低…」
JM「それでも？」
「……う〜…、……会いたい…」
JM「因果応報だよ。テンさんがそういう不器用な人だって分かってるなら、Aも離れたくなかったなら、もっと上手く立ち回るべきだったんだ」
…ど正論。
私の気分はまたずんと沈む。
しかしジェミンはけらけら笑いながら足を組み、ノンアルコールドリンクを静かに飲んだ。
テンのことを相談する相手がどこにもいなくて、休日に一人で過ごすのも虚しかった私が無意識のうちに辿り着いていた、ジェミンが働くホストクラブ。
大金を出してジェミンを席にキープし続けてる私に、他の席の女性たちから突き刺さる視線は気持ちいいとは言えない。
ただ、それでもいいから、ジェミンに話を聞いてほしかった。
私に向けられる売り物ではない、友人としての柔和な微笑みが、今の私にとって唯一の救いだった。
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れいら(プロフ) - さとみさん» 大変お待たせ致しました。次章をアップ致しましたので、ぜひお読み頂ければ幸いです！ (2021年10月14日 18時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - 続き楽しみです！ (2021年10月6日 2時) (レス) @page50 id: 3be0ba2d24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月21日 19時
