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その脇腹や腕、背中に入ったタトゥーの数々。
私がなぞるように触れると、ルーカスは優しく私の頬を撫でた。
ルーカスは私のミニドレスを脱がせ、目を見開きながら私の全身を眺める。
今日は、黒のオーバドゥのランジェリー。
女を一番魅力的に見せてくれるブランドだ。
そして彼は、耳を赤くする。
…どうしてこんなにも素直な反応をするのか。
女性なんて飽きるほど抱いてきただろうに。
私を見つめる彼は挑発的な色男であり、純真な少年でもある。
LC「…ホントに、キレイ。全身…何もかも」
「ふふ、好き？」
LC「ハハッ… うん。さっきからズット、……最初に見たトキから、ズット好きだよ」
「ルーカス…」
LC「こんなコト、ハジメテだ。横顔、見てるトキも、話してるトキも、さりげない瞬間、ゼンブ…Aにド○○キしてる」
「んっ…」
LC「余裕あるフリ、してるだけなんだよ」
首元にキスを落としながら、ルーカスは私の手を握りしめる。
目を伏せて手の甲に口づける姿は、どこか切なげで
得体の知れない感情が私の胸を締め付ける。
本当はどんな女性にもこんな言葉をかけているのかもしれない。
だけど彼の真摯な瞳、私を見つめる熱い視線、
何より裏表の無い、耳心地の良い言葉の数々。
ルーカスは顔を上げ、少し緊張した声色で
…そっと、こう告げたんだ。
LC「…好き」
「…」
LC「……好きに、なった。こんなにすぐ。バカみたいだよな、オレ…」
「…ルーカス、」
困ったように眉を下げる。
そんな彼の頬を撫でて、私は彼の首に腕を回した。
スパイシーで危険な香り。
彼の首元から漂うそれは、私を絶えず誘い続ける。
彼の耳たぶを喰み、彼から漏れた甘やかな吐息が私の肩にかかる。
その瞬間、えも言われぬ快楽に浸るんだ。
LC「…ガマン出来ない、」
「…しなくていいよ」
LC「…え…？」
「ルーカスの全部、私のなかに頂戴」
そう微笑みかける。
…欲求に素直な彼のことを、もっと私に堕としたい。
そんな執着、普段は無いのに
“誰かの一番特別な存在でいたい”なんて思いを抱いて
私はルーカスに嵌まっていく馬鹿な女のふりをしながら、
彼の喜ぶことを全てしてあげた。
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らーみょん - ログインしないでも見れるってありますか？ (2021年9月20日 23時) (
レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - WayV沼子さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んで頂いてるんですね…!!かなり毛色の違う作品ですがどちらも応援してくださって大号泣です（ ; ; ）ありがとうございます!! ルーカスはかなり主軸の登場人物となるので、今後もご期待ください(^^)♡ (2021年9月20日 19時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
WayV沼子 - 表現力、設定、どれも素敵な小説だと思っていたら、大好きな作者さんだったなんて…！感激です。これからも応援しています。大好きなルーカス出してくださりありがとうございます(涙) (2021年9月18日 1時) (レス) id: 2887d301bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月14日 23時
