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JM side
JM「…え？」
「あそこ、絶対に腰辛いでしょ。代わるよ」
Aヌナが口にしたのは、予想外の言葉。
…そんなことを提案してくるなんて、あまりに驚きすぎて少しの間言葉が出なかった。
俺はふと我に帰って、いつも通りの笑顔を慌てて浮かべて、首を横に振った。
JM「いやいや、平気ですよ！大丈夫ですよヌナ、俺出来るから」
「…」
JM「本当に大丈夫。全然腰は辛くないし、」
「嘘つき。振り下ろしの時、すっごい顔しかめてたじゃん。腰に何度も手当ててたし」
JM「……え？…見てたんですか？」
ふふっと微笑んで、うんと頷く。
その何もかもを見透かしたような、暖かい笑顔。
俺は呆気に取られた。
普通は自分の振りを覚えて、どう見せるかにこだわって。そんな自分のための時間に練習時間の全てを費やすはずだ。特に振り下ろしっていう時間が限られているときには。
…だけど、このひとは見ていた。
立ち位置は端っこ、マクヒョンの下に隠れてる、そんな俺の姿でも。
JM「…どうして、…」
思わず、震える声でそう口にしていた。
感じたことの無い感情が、胸の底から暖かく込み上げてくる。
そんな俺の姿に、Aヌナは優しく微笑んで。
「見てないわけないでしょ。大切なひとのこと」
「…大切なひとが苦しい思いしてて、手差し伸べないバカがどこにいんのよ」
そう、どこか凛々しささえ感じるような声色で、俺の目を真っ直ぐ見つめて、口にした。
“大切なひと”
そんな言葉が、何度も俺の頭の中を駆け巡る。
特別な縁なんて無いはずの、俺の存在なんて特に気にかけているはずが無い彼女が言った、その一言。
…胸がじんわり熱くなっていくのは、どうしてだろう。
いやいや、正気を取り戻せよ俺。
ただでさえ見せ場とパートが多い彼女に、無駄な心配と負担をかけるわけにはいかないんだってば。
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ao_314(プロフ) - SnowMan出していただきありがとうございます！あれですよね？アニメオタク兼任している方ですよね？？間違ってたらすみません (2023年1月8日 3時) (
レス) @page28 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かった、、！(*´-`) 暖かい応援ありがとうございます！！^^ (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした…！！1番楽しみだなんて恐れ多いですありがとうございます泣泣泣 (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン - どうしましょくんさんにどきどきしちゃって心臓うるさいです笑これからも更新頑張ってください応援してます。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - うわーーー！！！更新！本当に！嬉しいです！！！！1番楽しみにしてたんですっっありがとうございます泣泣泣 (2021年8月13日 1時) (レス) id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月24日 0時
