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ロンジュンに振られて昔のテヨンとのことを思い出していると、ロンジュンとの思い出も蘇ってきた。あの頃のロンジュンは可愛すぎた。天使を超えていた。
“A姐姐！ジュースあげる！”
まだ声変わり中のあどけない声、キラキラな瞳、愛らしい八重歯、中国語訛りが残っていた言葉遣い。…天使以外の何者でもなかった、あの頃は。大事なことだからもう一度言う。あ の 頃 は 。(今が何とは言わない)
だけどぽかぽかの陽射しの中で微笑むロンジュンの柔らかな表情は、“ロンちゃん”となんにも変わっていない気がする。
みんなそうだ。いくら大人になって体がしっかりしたって、大事なものは何も変わっていない。
そこが愛おしくて、大好きで、私の全部を懸けてでも大切にしたくなるんだ。
ロンジュンの笑顔が眩しくて、私はなりふり構わず彼に抱きついてしまった。
RJ「うわっ！！！ちょ、ぬ、ヌナ！！！近っ…うわぁっ！！！」
ロンジュンは珍しく顔を真っ赤にして私の肩をぐいぐい押し返してくる。私はそんな彼に目もくれず、いい匂いのする彼の首筋に頬を寄せてぎゅっとロンジュンの肩を抱きしめた。
やがてロンジュンは諦めたように抵抗の手を止め、呆れたように一息ついた。
私はそれをいいことにロンジュンの膝の上に乗って、彼と向かい合う。
…照れたほっぺは真っ赤になって、私と目を合わせてくれない。
そんな彼の態度がまた可愛らしくて、思わずからかってしまうんだ。
柔らかなロンジュンの金髪を撫でて、その微熱を帯びた頬を優しくつねる。
ロンジュンはわざと
そして次の瞬間、
逸らしてばっかりいた彼の瞳が、私を優しく捕まえる。
私の手を握り返した彼の手の思わぬ大きさに、その温もりに、どうして私は呆気に取られてしまったのだろうか。
一瞬、時間が止まる。
穏やかな陽射しが、急にくすぐったくなった。
RJ〈…A姐姐〉
「ろ、ロンジュ…ニ…？」
RJ〈俺、もう立派な男だからね。…今度そんな風にからかったら、体で分からせてあげる〉
「っ……！」
滑らかな中国語、ほんの少し掠れた声。
意地悪に口角を上げるその姿は、急に大人びて見える。
…どこでそんな表情、覚えてきたのよ。
急にこの体勢が恥ずかしくなるくらい、ロンジュンの言葉に揺さぶられるなんて。
どくんと胸が高鳴ったのは、きっと気のせいだろう。
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ao_314(プロフ) - SnowMan出していただきありがとうございます！あれですよね？アニメオタク兼任している方ですよね？？間違ってたらすみません (2023年1月8日 3時) (
レス) @page28 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かった、、！(*´-`) 暖かい応援ありがとうございます！！^^ (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした…！！1番楽しみだなんて恐れ多いですありがとうございます泣泣泣 (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン - どうしましょくんさんにどきどきしちゃって心臓うるさいです笑これからも更新頑張ってください応援してます。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - うわーーー！！！更新！本当に！嬉しいです！！！！1番楽しみにしてたんですっっありがとうございます泣泣泣 (2021年8月13日 1時) (レス) id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月24日 0時
