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RJ side
「テヨンイはね、私が生まれて初めて“守ってあげたい”って思った子なの」
RJ「…え？」
その薄紅色の美しい唇から紡がれた言葉は、少し予想外だった。
ずっと気になってたんだ。言ってしまえば重度の人タラシで、俺たち全員を平等に愛してくれるAヌナが、どうしてあんなにテヨンイヒョンだけをべたべたに甘やかすのか。あまり人に心を開かず、メンバーにはあくまでもグループのリーダーとしての威厳を保ちながら接するテヨンイヒョンが、どうしてAヌナにはこう…5歳児化するのか。(笑)
どうせ彼女からは「てょんいは私の娘だから」とかはぐらかされると思っていたのに、どこか古い記憶を慈しむような瞳で穏やかにそう言ってみせたのだから驚きだ。
「今はNCTのメンバー全員まとめて抱きしめてうちゅちゅしてどんなことからも守り抜きたいと思ってるけど」
RJ「存じ上げております」
「あの頃…テヨンイが入社した頃は2012年だったかな。あの頃はまだ自分のことだけに一生懸命で、周りが見えてなかったの。マークも、ジェヒョニも、悠太も…面倒なんて見る余裕無くて、結構ジャニ以外の練習生からは避けられてたり、女なのにEXOの候補生に選ばれたから疎まれたり、だから私もムキになってクールな一匹狼キャラ貫いたり(笑)」
RJ「え、ヌナが！？…意外過ぎる……今ナメにナメられまくってるのに…」
「とりあえず黙れ、でもね。すぐにテヨンイと練習が重なることになって、テヨンイが自己紹介してその目を見た時に…なんだろう、少し私に似てたのかな…。顔じゃなくて、こう、心の中にあるもの、その何かが…」
RJ「…」
「不思議なもの、彼に感じて。彼がめきめき上達して、ルーキーズとして公開される候補に選ばれるまでになって、どんどん難しい立場に立たされるようになって。だけどその頃のテヨンイはまだ不器用で、何かの拍子で壊れちゃいそうに見えたんだ。本人は練習生のリーダーだからって気張って、周りの子たちもテヨンイがあの見た目と実力だからすっかり畏敬の念を抱いて近寄れなくなっちゃって、その結果どんどん彼は孤立していって」
「…私がこの子のこと、守らなきゃって。真夜中に練習室の鏡が曇るくらい、誰より必死に自分を追い込みながら練習してるテヨンイの、そんな姿を見た時に…それまで感じたことの無い思いが湧いたんだ」
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ao_314(プロフ) - SnowMan出していただきありがとうございます！あれですよね？アニメオタク兼任している方ですよね？？間違ってたらすみません (2023年1月8日 3時) (
レス) @page28 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かった、、！(*´-`) 暖かい応援ありがとうございます！！^^ (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした…！！1番楽しみだなんて恐れ多いですありがとうございます泣泣泣 (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン - どうしましょくんさんにどきどきしちゃって心臓うるさいです笑これからも更新頑張ってください応援してます。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - うわーーー！！！更新！本当に！嬉しいです！！！！1番楽しみにしてたんですっっありがとうございます泣泣泣 (2021年8月13日 1時) (レス) id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月24日 0時
