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JW side
─数日後
時計を見上げれば、分針がもう夜中の12時を指す頃だ。
…遅いなぁ。
仕事、9時には終わるって言ってたのに。
ソファーの上に三角座りしながら彼女の帰りを待っていると、痛いほどわかるんだ。
この部屋が、一人で過ごすにはあまりにも広すぎるってこと。
一人でご飯を食べる時間は、なんだか寂しいということ。
一人で生活していると、一言も発しない時間がずっと続いてしまうということ。
…Aヌナは、こんなに寂しい毎日を、もう何年も送ってたんだ。
その孤独と不安が、今身に染みて分かる。
この数日が、二人きりで笑いの絶えない楽しい時間ばかりだったからこそ…余計に。
NCTというグループの特性上、Aヌナが一人暮らしになってしまうのはしょうがないことだけれど、それでもやっぱり寂しすぎるよ。
彼女が不意に影のある表情をする理由も、少し分かった気がするな。
もしかしたら、だからAヌナは…この滞在を、あんな簡単に認めてくれたんだろうか。
いつ帰ってきても、ひとり。
“ただいま”も、“おかえり”も、無い毎日。
…大丈夫だよ、Aヌナ。
今は、僕があなたを抱きしめられるから。
JW「…あっ！」
玄関から物音がした。
僕はソファーを飛び降りて、玄関まで猛ダッシュ。
ドアが開いた途端に、僕は思いっきり彼女に抱きついた。
「ただい…うわぁっ！！」
JW「お帰りなさいっ！！！♪」
腰を屈めて、その首筋に顔を埋める。
Aヌナの笑い声が、僕の耳元で愛おしく響く。
顔を見合わせれば、いつもの笑顔。
僕の頭をわしゃわしゃ撫でて、ほっぺをむにっと摘んでくる、僕のご主人様。
…だけどちょっと、今日はお疲れ気味かな？
「ふふ、うーはいい子にしてた？」
JW「うん！今日も一日お疲れ様、Aヌナ。荷物ちょうだい！」
「ありがとう…」
気の抜けた声でそう言ったAヌナ。
今にも眠気に倒れてしまいそうな様子を心配しながらも、僕はリビングまで荷物を持っていく。
…Aヌナ、最初はうーちゃんって呼ぶことに若干照れてたけど、今となっては仕事場でも普通に“うー”と呼んでくるようになった。(笑)
僕は、彼女の笑顔を思い浮かべながら準備しておいたホットのはちみつレモンティーをテーブルの上に置いて、彼女の隣に座った。
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
