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MK side
「ねえ、マーク」
MK「ん？どうしたの？」
「私ね、弾いてみたい曲があって」
MK「おお！なになに？」
「ふふっ、Angel弾けるようになりたいの！」
MK「Angel？…俺たちの？」
「That's right〜〜〜！！！」
あははっと笑うAヌナ。
無邪気な振る舞いを見つめるだけで、俺もやっぱり自然に笑えてきちゃうんだ。
…Angelか。
ヌナ、この曲大好きだって昔言ってたもんな。
彼女がやりたいことなら全力で叶えてあげたい。
やる気がみるみる湧き起こってくる。
MK「ヌナ、ギター貸して。とりあえずサビだけ… うわ、俺もコード正確には分からないな。メロディー足して自己流でやってみていい？」
「即興で出来るの！？すごいすごい、見たい！」
素直に感動して、俺に期待する眼差し。
そんな姿は、彼女は俺よりも年上なのに、可愛くてたまらないと思ってしまう。
俺は微笑んで、Aヌナからギターを受け取った。
歌詞を口ずさみながら、フレーズを何個か試してみて、一番しっくりくる音を探す。
甘くて、穏やかで、ほんの少し心をときめかせるようなメロディー。
どんな形で、あなたまで届けようか。
心がゆるゆると解けて、優しくなっていく感覚。
それを実感するたびに、俺はいつの間にかAヌナの微笑みや横顔だけを思い浮かべていた。
…Angel、って
今思ってみれば、Aヌナのことを書いたような曲かもしれない。
白い脚、赤い唇、この世の言葉じゃ形容できない魅力の持ち主で、
恋に落ちるかどうかは人それぞれだけど、間違いなく一目見ただけで心を惹かれるのは事実だ。
だけど不意に見せる陰りの表情にドキッとして、
いつもの天真爛漫な笑顔が本心なのか…疑ってしまうほど、ほんの少しミステリアスな空気もまた魅力的。
その美しさは、天使のように純白な、と言うよりかは花束のように色とりどりで眩しいけれど、
間違いなく天使のように無垢な心の持ち主だ。
目の前に居る、そんなAヌナを見上げてみれば
優しい笑顔で頬杖をつきながら、俺のギターにリズムを取って楽しそうにしている。
そう、その天真爛漫さ。
出会った頃から変わらない、まっさらな感性。
俺はそんなあなたが大好きで、
…音楽を紡ぎ出すのが、どんどん楽しくなってくる。
あなたは本当に不思議な人。
俺に微笑みかけるだけで、
俺の心の中にまで花を咲かせてくれる。
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
