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YT「あははっ、惜しかった〜！！」
「悠太！！！！！…や、さっきのあれはその、雰囲気というか…！！」
YT「ふふっ、A。ごめんな、驚かせて。」
「…」
YT「…怖かった？」
「いやっ、」
さっと悠太が顔色を変えたものだから、
私は咄嗟に口を開いた。
…それって、果たして私の“本心”だったのかな。
彼の不安をすぐに否定した私の言葉に、
悠太は嬉しそうに微笑んだ。
YT「…ほんまに？」
「…だからと言っていつでもやっていいって訳じゃないから！！！てかそもそも、私は悠太のこと弟として、」
YT「あーはいはい、そういうのええから(笑)」
「なっ…」
YT「…弟とかもう、今の俺たちの間には関係無いやろ？」
“いい男になったね”
…そうだ。
私はほんの数分前、彼を立派な男性として認めていることを、彼に明かしてしまったんだ。
嬉し恥ずかし、困惑が私を翻弄する。
とりあえずこの場を離れなきゃ始まらない。
だって、これ以上悠太といたら、くらくらし過ぎて
私の心の中にある変な線を越えてしまいそうだから。
とにかくドアノブに手を掛けようとした瞬間、
痺れを切らしたように、
悠太はすぐに立ち上がって
ぐっと私の腰を彼へと引き寄せた。
後ろから私を抱きしめながら、
私の頬に彼の頬をすり寄せる。
YT「…言ったやろ、A」
「…ゆ、悠太っ…… 近い…、」
YT「ふふっ、…今夜は帰してあげへんから」
「っ……！」
YT「…朝まで俺のそばにおって？」
いつもより、心なしか低い気がする籠った声。
私の耳元で囁かれた言葉たちに私の体は熱くなって、
だけど彼のことを拒もうとはしない。
そんな私の本心は、きっととっくに悠太に魅了されているんだろう。
悠太は、やっぱり悔しくなるほど愛らしく微笑んで、
私の首筋に唇を滑らせるように
音を立てて何度もキスをした。
その晩、私は「ここ最近他のメンバーにばっか甘くして俺にかまってくれへんかった罰」として、半強制的に悠太のベッドで一緒に寝かされた挙げ句
…悠太が起きた時には、私の方から悠太にぎゅっと抱きついて気持ちよさそうに寝ていたらしい、なんて悠太とテイル以外には誰にも言えない。
***
リクエストで頂いた悠太くんとの少し大人な展開でした！
いや皆さん…トムフォードのやつほんとに、やばかったですね。私は無事飛びました。()
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
