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仕事から宿舎に帰る間、たまたま見た悠太のインスタ。前に言ってたトムフォードの広告はこれか、と何の気無しに見ていたんだけど…
私はその一瞬を見逃さなかったぞ。
悠太が鍛え上げた肉体を！！！！！！！！()
てか広告の全体の雰囲気もそうだし、私は居ても立っても居られずこうして悠太のもとへ突撃した、はいいものの。
彼の部屋のドアを開けてみれば、ふわりと鼻腔に迫るキャンドルの香り。
暗い部屋、ベッドに腰掛けて、何かを眺めている悠太の眼差しが…妙に大人っぽく見えて
目が合った、その一瞬のうちに
悠太の瞳は私の心に熱を帯びさせる。
YT「もっとこっちおいで？」
そう言った悠太の、甘い笑顔も
最近切った髪の、その前髪の合間から見える大きな瞳も
間接照明に薄暗く照らされた、タンクトップから伸びる腕の筋肉も
彼の全てから、まるで匂い立つような色気を感じてしまった私は、思わず声を漏らしてしていたらしい。
悠太が私を見つめ、優しく私の手を握りながら、悪戯っぽく微笑む。
YT「…なんで顔赤くなってんの、A(笑)」
「えっ……や、そう…かな…？」
YT「熱でもあるん？」
そう言うと、さっと私の前髪をかき上げて
悠太が私のおでこに彼の額をくっつける。
…一瞬、息をするのを忘れてしまった。
私らしくもない。
こんなに、胸が脈打つなんて。
悠太の首筋からは、トムフォードの香り。
その微笑みがぼやけて見えるほどの至近距離に居ると言うのに
私は悠太を見上げたまま、動けなくて。
…見惚れてる、のかな。
のぼせてるのかな。
悠太は私の頬に、彼の大きな手を当てると
そっと、私を抱きしめた。
YT「……やっと来てくれたな、俺のとこ」
YT「会いたかったよ。…A」
…優しく、微笑んだ声で。
悠太がそう囁く。
ぎゅっと、もっと強く、私を抱きしめる。
悠太は私から離れると、手を握ってベッドまで私を導いた。
「ん」と、彼が座る隣の位置を目で示される。
私はもう、困ったように笑うことしか出来ないから。
素直に頷いて、隣に腰を下ろした。
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
