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MK「えっと、こことここと…このフレット押さえてみて。で、弾いてみて」
「ほうほう…こう？」
MK「うん、いい感じ！基本のコードを全部やってみようか。じゃあ次はこっちで…」
一旦スイッチが入ったらど真面目になるマークだ。
私の手を握り、基本と言いながらもヤッカン物凄いスピードで私に大量のコードを教えてくれる。(笑)
マークが何か話すたびに、その吐息が耳に触れて
彼が使ってる柔軟剤のやわらかな香りが、ふんわりと漂ってくる。
私はそんなくすぐったい距離感と、それすら気にならないほど夢中になってるマークの横顔に、微笑みが溢れた。
MK「…うん、基本はこう！あとはさっき教えたのを順番に弾けば、簡単な曲になるんだけど…やってみて？」
「マーク指見てて！間違えたら言って！！」
MK「うんうん(笑)」
正確に覚えているかどうか微妙なとこだけど、記憶を辿ってギターを弾いてみれば
簡単だけど優しいメロディーが、二人きりの部屋の中に響く。
マークも昔はこんな感じで練習したのかな。
幼き日の彼の面影を脳裏に思い浮かべてみれば、自然と微笑みが浮かぶ。
だんだん弾いてるうちに、マークが言ったFeelingの意味も分かってきた気がした。
教えてくれたコードの順番を自由に組み替えて演奏してみれば、すぐそばから「うわぁっ！」と愛らしい歓声が上がる。
MK「Aヌナ、いい感じっ……」
そう言ったマークに振り向いた時、
…鼻が触れ合ってしまいそうな距離で、目が合う。
ほんの一瞬止まった時間。
マークの頬が、ぱっと赤くなって。
すぐに顔を逸らして、目線がきょろきょろと彷徨うマークの姿が、
…あんまりにも可愛いから。
「あははっ！もう、マーク！(笑)」
MK「アニ、ちょっと変な感じになったけど！！や、ほんとに、ほんとに上手いよ… うははっ(笑)」
「今さら私と緊張することある？(笑)」
MK「だってこう、キスしちゃいそうな距離にAヌナの顔があったから！しょうがないよ！」
そう口にする姿は、何故だか照れる素振りを見せなくて。ほんとこの子のツボというか、基準がよく分からない。(笑)
私も結局はつられて笑いながら、マークのほっぺたを引っ張る。
マークはどこか申し訳なさそうに、だけどはしゃいだように笑顔を見せて、体を屈ませると
また私をの手を、後ろから優しく握った。
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
