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「……ね、ルハン。…今、気付いたかも」
LH「ん？」
「…私の居場所、ここかもしれない…なんて」
LH「…A、」
「……今は、ここが一番…私らしくいられる気がする、かも…」
ルハンの、隣。
ルハンの、腕の中。
気を張らず、緊張せず、萎縮せず、敏感にならずいられる場所。
いつも笑って、リラックスして、明日を頑張る元気を見つけられる場所。
ずっと前からそうだったのかもしれない。
ルハンと歩んできた日々のことを思い出しながら、ルハンの胸に手を当て、体を離す。
彼を見上げてみれば、
…私が見たことのない、不思議な表情をしていた。
頬が赤くなってて、目線はうろうろ泳いで。
なに、熱？急な体調不良？
私が「どうしたの」と彼の頬に手を当てれば、また焦った様子で私の手を離した。
耳まで赤くなってるのに、ルハンはそっぽ向いて。
さっきまであれだけ優しかったのに、少しぶっきらぼうに口を開く。
LH「…おせーよ」
「…え？」
LH「なんでもない。ほら、火鍋行くぞ」
そう言うと、自分の荷物を持って、私の鞄まで持ってくれる。
私はそんなルハンの背中を追いかけて、隣に並んで。こんな風に、少し高い位置にあるルハンの笑顔を見上げながら歩く瞬間に、胸が暖かくなるの。
LH「あー、マジで今日は疲れたから飲むぞ〜！！…あ、でもお前のこと寮まで送ってくから飲めないな…」
「え？いいよ、一人で帰れるし」
LH「女を夜に一人で帰す男がどこにいんだよ。いたら殴る」
「ほんと口悪い…(笑) 別にセフニとか、他の人に送ってもらうから。ルハンは沢山飲みなよ！」
LH「やだよ。他の男に送らせるか」
「はぁ〜？訳わかんな、別に誰でもいいじゃん」
LH「うるせぇよバーカ！」
「ちょっと！！なんで今の流れでバカって言われなきゃいけないの！！！」
LH「痛ってぇ！！！そんな強く肩叩かなくていいだろ！！！」
「あははっ！(笑)」
…分からないな。
なんでこんなに、胸がぽかぽかするのか。
ルハンのオーバーなリアクションも、せっかく綺麗な顔をくしゃくしゃにして笑う姿も、全てに元気をもらえる。
ルハンがふざけて、私の肩を組んで歩き出す。
誰の目も気にしないで、素顔の私のままで笑って、ルハンはそんな私を受けとめて。
二人で歩く街の景色は、いつもより鮮やかに見える。
その体にもたれかかれば、強く肩を抱き寄せてくれる手のひらが、私は
…暖かくて、大好きだ。
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るひょん(プロフ) - 屈強な男のくだりほんとに面白いです笑 ゆたの一言きゅんだしちたぽん可愛すぎてしんどいです！！！！続きを楽しみにしてます！ (2021年10月7日 17時) (
レス) id: c9350dc1af (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - みんははさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお聴きになってください！！(^^)♪ (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - まこもさん» まこもさん！いつもありがとうございます(^^)ナビソニョっていつ聴いても心が浄化されますよね…。やはりルハンはサンナムジャキャラですよね！！同じで嬉しいです（ ; ; ）いつも本当にありがとうございます、これからもご愛顧のほど宜しくお願いします!!! (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - これはDon't go を聞くしかないですね！！ (2021年6月10日 7時) (レス) id: bf5897c69c (このIDを非表示/違反報告)
まこも(プロフ) - 読み終わってからずっとナビソニョ聴いてます(/ _ ; )何よりルハンの解釈が完全に一緒で感動しています。これからも一読者として応援しております。 (2021年6月10日 2時) (レス) id: fa4c0f7aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月5日 1時
