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いつの間にか、スーチョンの頬を離れて少しだけ震え始めた私の手。
スーチョンもそれに気付いたようで、私はもう一度手のひらを強くぎゅっと握りしめた。
私は、あははっと笑い飛ばして彼を見上げる。
…うまく笑えてるといいけれど。
「あははっ、言わなきゃ良かったな。スーチョンに無駄な心配かけちゃった(笑) 大丈夫、最近は私のファンも増えてきたし、ほら私ってやっぱり美人でダンス上手くて、」
WW「Aヌナ。…俺の目、見てみて」
「え…？」
そっと、優しく
私の両手を取った、スーチョンの大きな手のひら。
スーチョンの手の中で、かたかた震えている。
そんな私の不安と弱音の権化を、スーチョンは優しく両手で包み込んだ。
つぶらな瞳が、私を見下ろして微笑む。
WW「無駄な心配なんて…いくらでもかけてよ。こうやって、手、繋いだら… 俺とヌナ、ふたりで、ひとつ。辛いこと、半分こできる。」
「…」
WW「Aヌナ… 昔、俺にそう言ってくれたから。今日も大丈夫。怖くても… ヌナ、ひとりじゃないよ。俺たちみんな、隣で頑張って、踊ってる。仲間、絶対にいるから」
「っ…… …ねえ、本番前になんてこと言ってくれるの…(笑)」
WW「えっ…泣きそう！？あははっ、ごめん〜！(笑)」
じわじわ込み上がってきた涙を、天井向いて必死に乾かそうとする。
スーチョンはあははっと大きな笑い声を上げながら私の背中を引き寄せて、私の後頭部を彼の胸の中に抱いた。
何度も何度も、私の名前を呼んでは
ぽんぽんと頭を撫でてくれるスーチョン。
彼の体温と香水に包まれて、心の芯からぽかぽかと暖まっていく。
「スーチョンのバカ。…ありがと」
WW「ふふっ… うん。元気、いっぱい出た？」
「出たよ。…まさかスーチョンがそんなこと言ってくれるようになったなんて、驚いたけど…(笑)」
WW「俺も立派な男ですからね〜。Aヌナのこと、いつかは守って支えられるように、なる！」
「ふふっ、頼りにしてるよスーチョン♡(笑)」
WW「任せて！」
私を抱きしめて、うん、と大きく頷いた彼。
ほんの拍子でピンクのベレー帽が落ちてしまい、「あっ」とお転婆な声をあげる。
私はベレー帽を拾うと、背伸びしてふわふわなコーラル色の頭の上にそれを被せる。
…うん、よく似合ってる。
少し乱れてしまった胸のリボンを結び直してあげる間、スーチョンは思い出したように口を開いた。
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るひょん(プロフ) - 屈強な男のくだりほんとに面白いです笑 ゆたの一言きゅんだしちたぽん可愛すぎてしんどいです！！！！続きを楽しみにしてます！ (2021年10月7日 17時) (
レス) id: c9350dc1af (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - みんははさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお聴きになってください！！(^^)♪ (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - まこもさん» まこもさん！いつもありがとうございます(^^)ナビソニョっていつ聴いても心が浄化されますよね…。やはりルハンはサンナムジャキャラですよね！！同じで嬉しいです（ ; ; ）いつも本当にありがとうございます、これからもご愛顧のほど宜しくお願いします!!! (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - これはDon't go を聞くしかないですね！！ (2021年6月10日 7時) (レス) id: bf5897c69c (このIDを非表示/違反報告)
まこも(プロフ) - 読み終わってからずっとナビソニョ聴いてます(/ _ ; )何よりルハンの解釈が完全に一緒で感動しています。これからも一読者として応援しております。 (2021年6月10日 2時) (レス) id: fa4c0f7aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月5日 1時
