・ ページ31
.
JW「ヌナ、スタッフさんの前だと“へっくち！”とか言ってるのにね〜♪」
JM「ナナは自然体なAちゃんが好き♡」
「あ"ぁ〜寒……これ第2発来るぞ…」
JO「あっはっは、ずっと半袖でいるから〜(笑)」
ふと、バサッと後ろから感じる感触。
香りだけで分かる。…これはジャニの上着だ。
振り向けば、長い前髪をかき上げて微笑んでいるジャニの姿。
ぶかぶかのパーカーの前をぎゅっと合わせれば、途端に彼の温もりが伝わる気がした。
JO「A、あとの椅子とかは俺たちがやっとくから。中入って休んでな」
「ジャニ…… ふふっ、じゃあお言葉に甘えることにするね」
JO「ん、暖かくしてろよ」
私の頭をぽんぽん撫で、目を細めて頷く。
頭二つ分高い位置に見上げるジャニの笑顔は、いつになく大人びて見えた。
というわけで私はジャニのパーカーのフードを被り、ありがたく退勤させてもらうことにしたのだけれども、やっぱりみんなを置いて先に戻ることに引け目を感じる。
花火の片付けをぼちぼち手伝っていると、ちぃがトコトコ駆け寄ってきた。
JS「Aヌナ、僕がやりますから本当にいいですよ。中入っててください！」
「ちぃや、なんでそんなに君は心が綺麗なの！！こんな兄たちのもとで育ったはずなのにありえないわッ！！！」
JS「ちょっ、こんな兄たちって！(笑) …まあ全然間違ってないですけど…」
「あははっ！(笑) 言うねぇ、さすがマンネonトップ〜♪」
ちぃの柔らかなほっぺたをむにゅむにゅ触れば、ちぃが「あっ」と何かを閃いたように声をあげた。
JS「じゃあ、ドンヒョギヒョンの様子見に行ってくれませんか？流石にもう大丈夫だとは思うけど、もし調子悪そうだったら可哀想なんで… ……まああの人の責任なんだけど…」
「辛辣で草」
JS「とにかく！中入って暖かくして、面倒だと思うけどドンヒョギヒョンのお世話をお願いします！(笑)」
「ふふっ、ちぃがそこまで言ってくれるなら分かったよ(笑) じゃあまた後でね！」
JS「はーいっ！」
優しい弟を持ったものだ。
ちぃのほっぺを優しく撫でて、私は立ち上がると屋上をあとにした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るひょん(プロフ) - 屈強な男のくだりほんとに面白いです笑 ゆたの一言きゅんだしちたぽん可愛すぎてしんどいです！！！！続きを楽しみにしてます！ (2021年10月7日 17時) (
レス) id: c9350dc1af (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - みんははさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお聴きになってください！！(^^)♪ (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - まこもさん» まこもさん！いつもありがとうございます(^^)ナビソニョっていつ聴いても心が浄化されますよね…。やはりルハンはサンナムジャキャラですよね！！同じで嬉しいです（ ; ; ）いつも本当にありがとうございます、これからもご愛顧のほど宜しくお願いします!!! (2021年6月10日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - これはDon't go を聞くしかないですね！！ (2021年6月10日 7時) (レス) id: bf5897c69c (このIDを非表示/違反報告)
まこも(プロフ) - 読み終わってからずっとナビソニョ聴いてます(/ _ ; )何よりルハンの解釈が完全に一緒で感動しています。これからも一読者として応援しております。 (2021年6月10日 2時) (レス) id: fa4c0f7aa6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月5日 1時
