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JM「…ジェノがかっこいいから、たくさんくっついたの？」
「かっこいいって… う〜ん、ジェノは私にとってわんちゃんみたいだから、いっぱい抱きついちゃうだけで…」
JM「じゃあナナもわんちゃんになる…」
「…ジェミニはそのままのジェミニでいいよ、(笑)」
JM「…じゃあ、そのままの俺でも、Aヌナはハグしてくれる？ジェノより、誰より… 俺の“あなたが好き”って気持ちを、抱きしめてくれるの？」
「ジェミナ…」
JM「…ずっと自分の気持ち隠したままだったら、その時はナナだって…Aちゃんのこと嫌いになっちゃうもんね…」
…ああ、やっぱり。
私をさっきより強く抱きしめて、首筋にその綺麗な顔を埋めたジェミンの、考えてること。言葉の意味。
私がこの数年、さりげなく張り続けてきた予防線。
だけど、もう手に取るように分かってしまうよ。
そして、目を背けられるほど遠くにあるものでもなくなってしまった。
ジェミンは、はあと溜め息をついて力なく私の肩に手を置く。
私を真っ直ぐ見つめると、
…私の髪を優しく撫でた。
JM「…嘘だよ。…ずっと大好きに、決まってるじゃん…」
「っ…… …ジェミナ、…」
JM「俺は、あの時から…」
そう何かを言いかけて、ジェミンは突然力尽きた。
私の体に気を失ったようにもたれかかる。
すぐに耳元に聞こえてきた、すぴーという寝息。
…そっか、酔って疲れて眠くなったのね。
私は会話を終えたことにどこかほっとして、その男らしい体を胸に抱きながら一息つくけれど
やっぱり変だ。
…なんで今も、ドキドキしてるんだろう。
“大好きに決まってる”
掠れた声で、あんな眼差しで言われたら
誰でもドキドキするものなのだろうか。
…いや、きっと違う。
無意識にジェミンの背中をとんとん撫でながら、
自分の中で幾重にも絡み合う思いをどうにかしようと巡らせてみるけれども、決着なんて永遠につかなさそう。
「う〜…」
唸りながら、思わず私もジェミンの首筋に顔を埋めて彼を抱きしめる。
その体が温かくて気持ちいいのは、ジェノとも他のメンバーとも変わらないのに。
ほんの少しだけ、何かが違うの。
だからこそ、抱きしめた瞬間に胸の戸惑いを感じる。
だけどもっと、触れていたい。
そんな意味の分からないわがままが、きっとジェミンを困らせ続けているんだろう。
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れいら(プロフ) - ぬこたさん» コメントありがとうございます！そんなそんな、身に余るお褒め言葉です…こちらこそお読みくださって、こんな風に応援のコメントもしてくださってありがとうございます（ ; ; ）本当に励みになります！！これからも頑張ります！！(^^) (2021年6月2日 19時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます!!ジェミンくんが夢にご出演、、羨ましい限りです、、！！！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこた(プロフ) - いつも素敵な話ありがとうございます（; ; 最新のお話であるとある掲示板読んだ後涙が止まりませんでした泣こんなに忠実に最高なお話をかけるのが本当にすごいです…もう言葉にもできないくらい好きです（ ; ; ）これからも素敵なお話をよろしくお願いします泣大好きで (2021年6月1日 17時) (レス) id: 3435bb4356 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 大好きなお話です。お陰でジェミンのいい夢が見れました、ありがとうございました (2021年6月1日 12時) (レス) id: 60588e0cf8 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - yoruさん» コメントありがとうございます！身に余るお言葉です…!!!常に私の気分で書いてしまってるお話たちなので、方向性があっちこっち忙しすぎるかなと思っていたのですがそのように言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）これからも応援よろしくお願いいたします！！ (2021年6月1日 1時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年5月30日 2時
