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RJ side
部屋まで辿り着くと、ヌナはフラッフラになりながらソファーにダイブした。
このまま放って帰るほど俺も薄情じゃないので、部屋に上がりコップいっぱいの水をヌナのために用意する。
柔らかな照明に包まれて、ヌナの優しい香りがする部屋。
クッションを抱えてるヌナのもとに跪いて、そっと体を起こすとコップを差し出した。
「ふあ〜〜、ロンジュナぁ、ありがと…」
RJ「気持ち悪い？酔った時の薬とか持ってたんだっけ、」
「んーん、少しは良くなったけど…」
RJ「けど…？」
ヌナは一気に水を飲み干すと、上体を少し起こしてグラフをテーブルの上に置き、
俺の頬にその手のひらを当てた。
俺は状況が一瞬理解できなくて、そんな呆然とする俺にAヌナはふふふっと微笑みかける。
その瞬間、俺の顔は自分でも分かるくらい熱くなった。
まるで強いお酒を一気に飲んだ時みたい。
愛らしくて、妖しくて、宝石みたいな瞳の奥。
その確信犯な笑顔に、誘われる。
「ロンジュニ、……ベッド、連れてって…？」
RJ「っ……！」
…落ち着け俺、落ち着け俺。
相手はベロベロに酔ってるAヌナだ、通常運転でもあの調子なんだから酒に酔ったらもっと酷くなるって分かってるだろ！！
どんどん気分が乗ってきたのか、ヌナはその長く細い腕を俺の肩に掛けた。
振り解こうにも出来ないまま、俺の髪を撫でる指にどぎまぎして、動けなくて。
ふふふっとヌナが笑えば、その吐息が俺の頬に触れる。
……落ち着けよ俺、マジで落ち着け。
…変なこと考えんなよ。
RJ「…立てるの？」
「うん、もー平気っ！」
RJ「ほんとかよ… うわぁっ！やっぱり危ないって！！」
立ち上がろうとしたら、途端にバランスを崩したAヌナの体を咄嗟に抱き寄せる。
アルコールのせいで熱いその肌に、無駄に脈打つ俺の心臓。
ヌナの揺れる髪から漂う、スパイシーなラストノート。…夜の香り。
俺は一回目を閉じて、深呼吸して。
覚悟を決めると、ヌナを抱き上げた。
「わっ、あははっ！お姫様抱っこだ〜、ロンジュニすごいね〜〜♡」
RJ「バタバタしないで、大人しくしてて！頼むから！！」
「すご〜い、ロンジュニの腕の筋肉… へえ、硬いんだね〜」
RJ〈あーもう、ほんとに触んなって！！こっちは色々大変なんだってば！！〉
思わず中国語で捲し立てれば、Aヌナは大きな目をぱちくりさせて俺を見上げた。
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れいら(プロフ) - にむさん» コメントありがとうございます!!お喜び頂けて嬉しいです（ ; ; ）これからもルハンくん出演する予定ですのでぜひお楽しみに！(^^) これからもご愛読のほどよろしくお願いいたします!!! (2021年5月30日 9時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ルカさん» ルカさん今回はリクエストありがとうございました!!(^^)お楽しみいただけたでしょうか、、？そのようなご感想を頂けてこちらは感無量です（ ; ; ）お気遣いもありがとうございます！！これからもよろしくお願いいたします！(^^)♪ (2021年5月30日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
にむ(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます！今はnctペンですが、kぽにはまったきっかけがルゥちゃんだったのでお話に出てきてとても嬉しいです（ ; ; ）これからも更新楽しみにしております！ (2021年5月29日 1時) (レス) id: a48024efc5 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - わー！！ルーカスのお話ありがとうございます！読んでいる間、ルーカスが実際に目の前にいるかのような素敵な時間を過ごさせて頂きました！この作品に出会えて幸せです！これからも無理なく、活動なさってくださいませ。陰ながら応援しております。 (2021年5月28日 23時) (レス) id: 321cd616f5 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 矮楼さん» コメントありがとうございます！これからもルハンくん出演する予定なのでぜひ見守って頂けたらと思います(^^)お気遣いありがとうございます！！ (2021年5月28日 22時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年5月23日 13時
