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TN「アッ、あっちのお店見よう！」
TN「ハニー！あの古着屋さん行っちゃおう！」
TN「わぁ…新しいお店が出来てる！テン見てみたい！！」
キャッキャと楽しそうに声をあげて、ショッピングモールから路地裏まで行ったり来たり。
そう、本物の猫みたいにマイペースに歩くチタ。それについて行くのに飽きたり疲れたりしない私って、もしかして変なのかな？
…だって、その可愛い弟の笑顔を、ずっとそばで見ていられるんだもん。
当たり前のようで当たり前じゃないこの一瞬を、私はまるでお気に入りの絵を眺めるように、ずっと見つめていたい。
既に大量の紙袋を持ったチタが、ふらっと立ち寄ったアクセサリーショップ。どうやらオリジナルの作品が沢山売られているようだ。
琥珀、翡翠、シルバー。
ヴィンテージな雰囲気が漂う小物の数々。
チタの長い前髪が、その綺麗な横顔を隠す。
暗い照明の店内で見るそんな彼の姿は、妙に大人っぽくて、色っぽくて。
私はまた無意識に微笑みながら、チタの指先を眺めていた。
TN「うーん…」
「何か気に入ったものあった？」
TN「…Aには何が似合うかな、って」
「…！」
TN「フフッ、テンにとってはキミが可愛くてたまらないから。たくさんプレゼント贈りたくなっちゃうんだよ」
…すっかり、自分のものを選んでると思っていたのに。
「よし、コレにしよう！」とチタが目を細めて手に取ったリングとネックレスは、確かに私が自分では選ばないデザインだけど、とってもセンスが良くて独特なアイテムだった。
レジへ向かう後ろ姿を見て、私もアクセサリーへ目を戻す。
胸に抱えたままの薔薇の香り。
それに誘われるみたく泳いだ視線の先には、シルバーの薔薇のモチーフとルビーが埋め込まれたネックレス。
TN「ハニーお待たせ、って…あれ？」
私がレジに向かうと、後ろからクスクス聞こえてきた笑い声。
お会計の間、不意に背後から抱きしめられる。
私の肩にちょこんと顎を乗せて、私の顔を覗き込んでくるイタズラな子猫。…可愛い可愛い、私の猫ちゃんだ。
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れいら(プロフ) - えるちゃんさん» コメントありがとうございます!!笑 このワードだけで誰か分かるえるちゃんさんの知識も豊富な素材を提供してくれるnctも本当にすごいと思います!!!笑笑 (2021年5月17日 15時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
えるちゃん - 面白くない人wwwwwwマカオの変な人wwwwwww間違いないですwwwwwww雑すぎて好きwwwwwww (2021年5月17日 15時) (レス) id: 905bdade2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年5月15日 13時
