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XJ side
〈ア、ソウダドジュナ〉
XJ〈ん？〉
〈コレ見て！カワイイでショ、ヴィトンノ新作ノバッグ！！〉
XJ〈ヴィトンの…って、俺がこの前買ってあげたやつはどうしてるの！！？〉
〈チャント使ってルヨ〉
XJ〈嘘つけぇ！！！(泣) 一回も見たこと無いよ！！！！！！(泣)〉
〈チッ… ……怒っチャヤーだ♡♡♡〉
XJ〈うるさいなぁもう！！！！！！！(泣)〉
〈ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ〉
俺が汗水流して働いて！！！！！日頃の感謝を伝えるためにヌナの誕生日に買ってあげたヴィトンのバッグ！！！(泣)使えよ！！！！！！！！！！！！！(泣)
ヌナは悪気なく、にひひと笑って鼻歌を歌い出す。この人っていつもこうなんだ…。
俺の前だけなのか、そうじゃないのか分からないけれど、本当に自由奔放。俺のものは自分のものだと思ってる。(泣)
…あーあ、それなのに全く嫌いになれないんだよ。
その笑顔見てるとそう思うんだ。
XJ〈はぁ、全く…(笑)〉
〈…ホントに使っテルカラナ？泣クナヨ〉
XJ〈泣かせかけたのあなたでしょうが、もう… 言ってることとやってることが支離滅裂なんだよ！(笑)〉
〈ドジュニがヌナノ悪口言ウ、スグイスマン先生に報告スル〉
XJ〈ヌナ！！！！！！！！！！！！！〉
〈あっはは！(笑)〉
冗談なのか本気なのか分からない。
この人の常套だ。…本当に疲れ果てる。(笑)
それでも結局俺は笑ってる。
彼女の魔性は、なんと呼べばいいんだろう？
例えれば、小悪魔？
…いや、このお姫様はそんな一筋縄じゃいかないや。
車はいつしか海岸線を走っていて、
心地よい風に吹かれながら、何を言っているか分からないロックサウンドに体を揺らして
ヌナのご機嫌な鼻歌と、燦々と注ぐ太陽。
気分が晴れていく、その瞬間
ふと察したんだ。
どうしてヌナが今日、俺のもとへやって来たのか。
〈…この辺でいっか〉
彼女がこぼした独り言。
…聞いたこと無いくらい、流暢な中国語だった。
あまりの驚きに聞き返す暇も無く、「早く車降りろ」と言われて、俺はヌナの鞄を持って降車する。
真っ青な海を前に、うーんと背伸びするその後ろ姿。
さっきの中国語は…俺の気のせいだったかな。
不意に振り向いた、その笑顔。
サングラスを外して、俺に微笑みかける。
…どうしてそんなに、魅力的なんだ。
変な音が立った俺の胸。
頬が熱くなる、それこそ気のせいだろ。
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れいら(プロフ) - えるちゃんさん» コメントありがとうございます!!笑 このワードだけで誰か分かるえるちゃんさんの知識も豊富な素材を提供してくれるnctも本当にすごいと思います!!!笑笑 (2021年5月17日 15時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
えるちゃん - 面白くない人wwwwwwマカオの変な人wwwwwww間違いないですwwwwwww雑すぎて好きwwwwwww (2021年5月17日 15時) (レス) id: 905bdade2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年5月15日 13時
