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まるで子供を慰めるみたいだ。
私の頭をずっと撫でながら
ジェミンは私の目尻に、頬に、優しく口づける。
心がほろほろと解け、堰き止めていた思いがまるでダムのように溢れ出す感覚。
…私、本当はずっと 誰かにこうしてほしかったのかもしれない。
気付けばジェミンの首に腕を回して、思いきり彼に抱きついていた。
ジェミンは何も言わずに、ぽん、ぽんと私の背中を叩く。
いつぶりに、人の前で泣いたかな。
だけど一人で流す涙とはほんの少し違う気がする。
悲しくて、苦しくて、
だけどそれを受けとめてくれる人がいるだけで、こんなにも心が軽くなるなんて。
いつの間にか止まっていた涙。
ジェミンは私の目尻をそっと親指で拭って、
よしよしと髪を優しく撫でた。
「…ありがと、ジェミナ」
JM「いえいえ。少しでもすっきり出来たならよかった」
どうしてあんなにも泣いてしまったのか分からない。
だけど、私の心は素直に彼を求めていたのだろう。
見上げれば、どんな時も私を暖めてくれるようなその眼差し。
…もう少し、その腕の中に包まれていたい。
そっと身を寄せれば、
ジェミンはまた何も言わずに私を抱きしめた。
……きもちいい。
ずっと、こうしていたいなんて思ってしまう。
どこまでも穏やかな場所。
ありのままの私を受けとめてくれるような場所。
ジェミンの無償の愛情は、私をどんどん素顔にさせていく。
私には、こんな風に抱きしめてくれる人がいる。
そう思うだけで、一人で抱えていた重荷をほんの少しでも降ろせた気分になる。
まだ少し心配そうな顔をしているジェミンを、私は微笑みながら見上げて
柔らかな黒い髪に触れた。
「…もう、大丈夫。ありがとう」
JM「…ほんとに？そっか…」
話聞くよ、と彼は言ってくれたけれど
深入りしようとしないのもまた、彼の優しさ。
そしてそれが今はありがたい。
…ジェミンはつくづく、私のことを理解してくれているようだった。
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れいら(プロフ) - hanaさん» ジェミンのターンヤッカン早めに終わってしまいました…（） ただジェミンくん関連のリクエスト沢山頂いたのでまだまだお楽しみ頂けると思います!! もちろんパーカーは私もあのパーカーを思い浮かべて書きました(*´-`) (2021年9月2日 15時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - わああああああ！これはジェミン編なんですか！？そうなんですか！？もうミント色とかあのパーカーしか浮かびませんが笑笑ジェミナ！ファイティン！ (2021年9月2日 0時) (レス) id: a8c9f227dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月1日 16時
