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TN「どうしたの、こんなところで…！」
「そっちこそ！わぁ、ほんとにびっくりした…(笑)」
TN「テンはね、ジャニに用があって来たんだけど…」
「そっかそっか。…隣、座る？(笑)」
TN「フフ、いいの？じゃあハニーの夜のお散歩、おトモするよ〜」
…何故か、チタだけは今隣にいてもいい気がした。
ヤンヤンに誰より近い人物の一人であるはずなのに、妙な安心感。それはチタの人柄が理由なのかな。
不思議そうに私を見つめている、無垢な瞳。
その姿を隣にして、嘘ついたり誤魔化してるわけにいかないもんね。
「…よし。」
TN「ん？スマホ… 今からダレかに電話するの？」
「うん。ヤンヤンにね、Low Lowの感想絶対に教えてってこの前言われたんだけど」
TN「ウンウン」
「…俺の思い全部この歌にこもってるから、って言われたから。…不甲斐なくも緊張してるわけです…(笑)」
TN「ナルホド…(笑)」
チタは膝に頬杖をつくと、なんだか感慨深げに私のことを見上げる。…そんなに愛おしげに見つめないで。
TN「…Aがそんなコト考えるようになったんだ…」
「え？」
TN「今までダレがスキスキ攻撃しても、“あなたは弟じゃない！”ってシャットアウトしてたのに。…ヤンヤンにちゃんと向き合おうとしてるんだね」
「言葉にしないでよ、めちゃくちゃ緊張する…(笑)」
TN「フフッ、そんなハニーもカワイイね〜♡」
「…ほんとに、全然ヤンヤンとはそんな感じじゃないの。…ただの弟なの、ほんとに。そうとしか見れない…」
TN「…そうなの？」
「…今のところは、だけど」
これからのことがどうなるかなんて、断言は出来ない。誰にも分からないことじゃない。
チタは感情がよく分からない視線で私を見つめてる。
…とにかく、電話しなきゃ。
私は勇気を出して、発信ボタンをタップする。
こんな時に限ってすぐ電話に出ない。
コールがあるたびに、意味も分からず心拍数が上がっていくなんて、私が私じゃないみたいだよ。
YY『もしもし。…Aヌナ？』
「あ、ヤンヤン？今…時間、大丈夫かな」
YY『うん、今会社出たところ。どうしたの？……もしかして曲の感想？(笑)』
「うん、そう(笑)」
YY『やったー！待ってました！！』
その無邪気さに、容易に想像がつく電話の向こうの笑顔に、私の胸は変な音を立てる。
“愛を隠そうとしないで”
…そんなフレーズが、また心に浮かぶ。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
