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…ヤンヤンのことも、ジェミンのことも。
もっと昔から言えばテヨンも、ユウタも、ジェヒョンも、チタも
みんなみんな、弟としか思ってなかった。
当時の私には好きな人がいて、
みんなは夢を目指して必死に努力して。
その間で完成する絆、信頼関係しか、私たちには必要なかった。それで良かった。
…そりゃ、人から好意を持たれて嫌な思いはしないけれど
それがまさかメンバーから、なんて考えたら
今さらどんな顔をしていいのか分からないし、それこそお酒で誤魔化してどーにかしないと正気を保ってられない。
テイリは何かを察したんだろう。
「まあ、そんなこともあるよね」と目を伏せながら微笑む。
TI「…でも、僕が一つだけ言いたいことがあるとすれば」
「…え？」
TI「A。…誤魔化して、目逸らしちゃ、だめだよ。きちんと向き合わなくちゃ。姉とか弟とかそれ以前に、一人の人間として、向き合うことを放棄したらだめだよ」
…うわ、めちゃくちゃ正論。
テイリってたまにこういうこと言う。
私は圧倒されて、思わず笑ってしまった。
テイリも困ったように笑う。
…普段ボケてるくせに、なんでこういう時だけめちゃくちゃ響くこと言うのよ。
それに私が何も言わなくたって事情を理解してるあたり、ほんと流石だ。
「…そう、だよね。……またなんでもないような顔して接しちゃ、だめなんだよね…」
TI「本気の想いには本気で応えるのが筋でしょ」
「…その通り。」
TI「まあ、困ったことがあったら僕に相談すればいいよ」
「…存分に相談させて頂きます…いずれ…」
宿舎に到着して車を降りた後も、ヤンヤンのことが頭から離れない……どころか、どんどん昨晩の彼の温もりが鮮明に肌に蘇ってくるようだ。
外の風浴びてくるとか適当な理由をつけて、近くの公園まで避難する。
ヤンヤンの電話番号がスマホの画面に表示される。
…ずっとそれとにらめっこ。
曲の感想、伝えるだけだもんね。
…でも、誤魔化したりしたら、だめなんだよね。
分かってる。そんなの私が一番分かってる。
ずっとかけられない電話。
昨日は抱きしめ合って寝てたのに、なんで今さらこんなに緊張しているんだろう。
TN「…あれ、ハニー？」
「え？うわっ！！……なんだ、チタか…！」
突然、ベンチの後ろから聞こえてきた声。
振り向けば短い金髪が夜にも目立つチタが、私と同じく驚いた顔をしてこちらへ歩いてきた。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
