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“僕の愛を隠したままにしないで”
“そんなに隠さないで”
“僕をヨーヨーみたいに投げてもいいんだよ”
“それでも僕は君を離さないって 約束するよ”
“僕を信じられないなら、今すぐ教えて”
“君を離さないために僕には何が出来る？”
“ねえ、怖がらないで 恥ずかしがらないで”
“でも僕だってとても混乱してる”
“一つの理由をちょうだい”
“君が何を見てるのか僕は分かるよ”
“君の嘘だって見抜いてるさ”
“君だって、本当は僕が欲しいんでしょ？”
…そんな歌詞を、揺れる車内で耳にした。
ヤンヤンが“俺の気持ちが全部入ってる”と言っていた歌だ。
その言葉がどんな意味を為してるのか、今となってはよく分かる。
あの悪戯な笑顔と、パフォーマンス中のクールな表情がぐるぐると頭を駆け巡る。
あんなにスマートなふりして、…ほんとは不器用で、あんまり素直じゃなくて、だけどそこが可愛い。
私の大切な弟。
彼はその一人だ。メンバーの中の一人。
…男と女としてどうこう、なんて話になるはずが無かった。
もちろん彼からの好意に気付いてないわけじゃなかった。
自惚れてるのではなく、それでも会社で誰より懐かれてる自覚もあった。
だけどそれは女性として、という思いと姉として、という思いが彼の中でごちゃごちゃになっているからであって…
彼が大人になり、色々な人と出会っていく中で、自然と薄まっていくものだとばかり過信していた。
「………うぁぁあああぁぁああああぁあああ！！！」
MK「ﾌﾞｯｯｯｯｯｯ」
HC「うわ！！！キャナダが久しぶりに飲み物こぼした！！！！」
MK「アニィ！！！Aヌナがいきなり叫ぶから！！！！」
「胃がキリキリする…(泣)」
TI「A、どうした〜？」
こういう時、無意識に二輪の花が咲いている右の脇腹を押さえる癖は昔から治らない。
後部座席がわーぎゃーうるさい中で(私のせい)、テイリだけは通常運転で私に話しかけてきた。
思わずテイリの肩に身を寄せ、うう〜と嘆く。
「…最近自分自身がよく分からない…(泣)」
TI「おっと、カムバ前にスランプ？」
「いや、そういうことじゃないんだけど…」
TI「ふふっ、どうしたの(笑)」
「……ただの弟としか思ってなかったのに。それで昔は十分だったのに…」
TI「…」
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
