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YY side
“Aヌナが俺に会いたそうにしてたから、呼んでやったんだよ”
…いや、違う。
“別に、暇だったから会ってあげてもいいかなって思っただけ”
…これも違う。全然違う！
何事も素直が一番だよ、って
テンヒョンが俺に囁いた言葉を思い出す。
…素直な想い伝えるのって、一番恥ずかしくない？
まともに顔見てロマンチックなこと言えたらここまで苦労してない。
俺変な顔してないかなとか、口元ゆるゆるになってないかなとか、何言ってんのコイツって思われないかなとか、色々考えすぎてしまう。
…でも、だけど。
ずっとそんな言い訳してたら、伝えられることも伝えられないままになってしまう。
何より、そんな子供っぽいこと考えてウジウジしてる俺のままでいたくない。いつまでも愛情を隠していたって、何も変わらないことは分かってる。
俺はぎゅっと自分の手を握りしめて、息を吐くと
Aヌナの大きな瞳を真っ直ぐに見つめた。
YY〈…二人きりで、会いたかった〉
〈…え？〉
YY〈他に理由なんて無いよ。…Aヌナを独り占めしたかった〉
〈…〉
YY〈……だめ？〉
…やっぱり不安で聞いてしまった。
テンヒョンならここで手を取ったり、抱き寄せたりできるのかな。俺にはまだまだハードルが高い。なんならこんな素直な思いを打ち明けただけで心臓がバクバクしてる。
なんだよ、見慣れてる顔のはずなのに。
憧れて、ずっと眺め続けていた顔なのに。
やけに綺麗に見えるよ。
…どうしてそんなに、俺をときめかせるの。
〈…かわいい〉
YY〈え？〉
〈ヤソヤソ！！！カワイイっ！！♡〉
YY〈は、意味わかんな…うわっ！！〉
Aヌナがいきなり俺に覆いかぶさってきたかと思えば、
俺の肩に勢いよく抱きついて、そのまま二人ソファーに倒れこむ。
視界が反転して、いきなり天井が見える。
…胸のあたりに、温もりを感じる。
戸惑う俺が何も出来ないのを知ってるヌナは、
ふふふっと楽しそうに笑って俺の胸にぎゅっと抱きついて
そのまま気持ちよさそうに目を瞑った。
…こういう、時は
優しく…頭を撫でればいい？
ぎこちない手つきで彼女の髪を撫でてみると、
胸元からくすくす笑い声が聞こえてきて。
YY〈…なんだよ、ばかにすんなよ〉
〈フフ、ゴメンゴメン(笑)〉
余裕そうなの、ほんとムカつく。
…でも、それでも、好きだ。
俺はもっと強く、Aヌナを抱きしめた。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
