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「…真面目な話ね。私の仲間はずっとEXOだと思ってたの。彼らがデビューしたあとも、未練がましく… うん。今考えればそうだったな。心のどこかで、“私もあそこに居るはずだったのに。みんなとは肩を並べて歩いてた仲間だったのに”って思ってた。デビューティザーまで録り終わってたし(笑)」
CL「仲間…？って、Aヌナティザーまで録ってたの！？てことは超能力もあったの！？」
「あったよ(笑) でも全部だめになっちゃって。だけど練習生としてみんなと過ごしてきた時間は変わらないものでしょ。だからEXOに固執してたの。まさかルーキーズの子たちと同じグループになるなんて思ってなかった。…EXOが、私の唯一の居場所だって、練習生の頃から信じきってた…」
CL「…」
「…でも、ね」
廊下を歩くみんなの背中を眺める。
あれだけ幼く、あどけなく、ダンスの基礎も歌の基本もままならない中、必死に練習に励んでいたあの日の少年たちが、今となっては世界一頼もしく誇らしいメンバーだ。
それはチョンロも然り。
どこか不安そうな表情をしている彼を安心させたくて、私は微笑むと真っ直ぐ彼を見つめた。
「…今はここが、私の居場所だってわかったの。…分からせてくれたんだよ、みんなが。チョンロたちが。こんな私を受け入れて、少しずつでも向き合おうとしてくれて、同じ道を歩きたい、同じ夢が見たいって感じさせてくれたメンバーひとりひとりに…本当に感謝してる」
そう。
いくら交流があったとは言え、いざ同じグループになって活動しますよと会社に言われた時、最初はガチガチに緊張していたテヨンイたち。だけど本気で意見をぶつけ合ったり、少しずつ素の顔を見せてふざけ合ったり、そんな時間を丁寧に重ねて…
今、私はここで生きてる。
チョンロは少し感動したように口を半分開き、目を細めて「そっか」と微笑む。
…こんな表情をしてくれる弟たちに出会えたことが何よりの奇跡なんだなって、ありありと実感するんだ。
CL「じゃあ僕たちはこの練習室で練習してきます。Aヌナも練習頑張って！カムバック楽しみにしてます！！」
「ありがとう！」
さあ、今日も。
世界で一番愛しい仲間たちとの練習が始まる。
***
リクエストで頂いた「EXOとの交流」「EXOと話している場面を見たメンバーが嫉妬している様子」でした！EXOとテオさんの練習生時代の話はいつかきちんと書きたいですね…！
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
