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WW side
『今日は広告の撮影だった』
WW「おっ、奇遇だね。俺も！」
1日の終わり。
最愛の妹とするテレビ電話が、どんなヒーリングよりも癒しになったりする。
ベッドに寝転びながら、マニキュアを塗るAの気ままな姿を眺める。やっぱりぐっと大人っぽくなったと思うし、俺でもはっとするくらい美人だけど、“オッパ”と俺を呼ぶその声だけはあの頃とずっと変わらないままだ。
マニキュアを乾かすように、爪先にふーっと息を吹きかける。俺が映るスマホの画面を見上げ、くすりと微笑む。そんなAは世界で一番可愛い。
『最近はカムバックの準備もあるし、本当に忙しいよ』
WW「ああ…そっか。頑張ってね、応援してる」
『…あのね、哥哥』
WW「…！」
やけに真剣な眼差し。
…俺を哥哥と呼ぶとき、
それは、Aが本当の本音を俺に曝け出したいとき。
中国にいる時はずっと、俺をスーチョン哥哥と呼んでいた。
彼女が韓国に行ってから、いつしか俺のことをオッパと呼ぶようになった。俺がSMに入ってからはずっと、ウィンウィンオッパ、と。まるで韓国では、気弱で繊細な自分を俺にまで隠し通すみたく。
だから、久しぶりに呼ばれると少し緊張する。
こんなことも最近は無かったから。
だけど、俺はこの子の兄だ。
どんなことを言われようと、Aよりも大きな心で包み込んであげなければならないことを思い出した。
『将来のことを沢山考えるの、最近。もちろん哥哥の活躍も見て、イリチルやドリームの成功も見て、現場で色々な人に出会って…』
WW「…」
『私は何がしたいかなって。何が必要かなって。…ひとりがもう怖くなくなった今、私が一番したいことはなんだろうって考えるの』
WW「…ひとりが、怖くない？」
『ふふっ、うん。…あれ、スーチョン哥哥には言っていなかったかしら？』
WW「え？なんのこと…？」
『私テンと付き合ってる』
WW「………………」
『応援してね♡』
WW「…はああああああああ！！？！？？！？？！？」
ちょっと待て。ちょっっっっっと待て。
オッパはそんなの聞いてない。てか許可してない。
あまりの衝撃に、せっかく覚えたドラマのセリフを全部忘れそうだ。てか全部忘れたわたった今。
俺の反応を絶対に楽しんでいるA。
くすくす笑う姿が妙に大人っぽく見える。
オッパはAをそんな風に育てた覚えはありません！！
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
