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「…けり、つけたいんだ」
TY「…」
「テンとの関係に、と言うよりは、どんな形でもテンにすがって、テンなしじゃ生きていけないから、失うことが怖いから、全てを誤魔化して飲み込んでいた私自身に、…って」
TY「A…」
「…ちょっとかっこつけすぎたかしら。…ううん、でも、これが私の本音」
ぐっと、ビールのジョッキを仰ぐ。
これまでずっと、テンをどこか、私の精神を守るための内在的な道具のように扱っていたふしはある。
私が誰より愛してやまない彼に愛されてると錯覚することで、自分はとても愛されている子なのだと信じていた。そうして、自分を守っていた。
だけどテンは私の都合のいい道具じゃない。
きちんと意志を持った1人の人間。
…いつか、私から、離れていくかもしれない。
その前にどうしても伝えたかった。
私がどれだけ、心から、あなただけ、愛しているか。
顔を上げれば、テヨンは頬杖をついて、微笑みながら私のことを見つめていた。
…テヨンがただ微笑んでくれるだけで、私は前より強くなれる気がする。すごく不思議な感覚だった。昔からずっと、そうだった。
それは、テヨンが無条件に私のことを守り続けてきてくれたから。どんなときも、私の味方で必ずいてくれたから。
つられるようにして、私も微笑んだ。
すると、テヨンは頷く。
TY「…その選択、尊重する」
「…」
TY「うまくいくといいね、A。ううん、きっといく。俺はAと、Aが大切に想う人に、めいっぱい幸せになってほしい」
「……ありがとう、テヨンア」
テヨンがおどけて、拳を前に突き出す。
…なにそれ、なんだか、ドラマみたいね。
私は笑って、タコヤキを頬張ると、テヨンのごつごつした拳に自分の拳をぶつけた。
テヨンは私のことを全て肯定してくれる。
それはきっと、彼も弱い人間だから。
彼もまた、私と触れ合うことで自分の中の何かを補完しているのだろう。私がテンにそうしているように。
同じ弱さと脆さを抱えた私たちは、似た者同士だった。
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Speranz71153907(プロフ) - NCT2020から加入した女の子(中国）とソンチャンの恋愛物語が読みたいです。01生まれの167cmラッパーで性格はサバサバしている感じでお願いしたいです。 (2022年11月20日 15時) (
レス) id: 1b68452dc0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 名無し26705号さん» お返事大変遅くなりました（ ; ; ）これからものんびり更新ですがぜひ見届けて頂けると幸いです、、、！ (2022年11月17日 17時) (レス) id: 0149abc0ab (このIDを非表示/違反報告)
名無し26705号(プロフ) - 更新楽しみにしてます（；＿；） (2022年10月11日 10時) (レス) id: a987a7fbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年8月11日 15時
