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XJ side
From HomeからRESONANCEまで全てのリハーサルが終わり、俺たちはメイクに入った。年末歌謡祭の幕を開ける大舞台、無観客ではあるけれどやっぱり緊張する。
今年から韓国で本格的に活動するようになって、ありがたいことに色々な人に俺たちのステージを見てもらえるようになって、期待されている分素敵な姿をお見せしてお返ししないと…
「なにドジュンのくせにいっちょ前に緊張してんのよ。だっさ」
XJ「うるさいな！集中してるんだから放っておいて！」
「あはははっ！うけるんだけど(笑)」
XJ「ったくもー、Aは緊張しないからいいよな…」
「だってあんたとキャリアに雲泥の差があるもん」
XJ「嫌な言い方すんな！！」
だけど反論できない。
俺の隣でメイクを施されながら余裕たっぷりなAの様子は、まさに通常運転というか。いつも通りの彼女の姿に、そして俺をいじってくる言葉にツッコミを返していると、不思議なことに緊張も治まってきた。
From Homeの活動が終わって、すぐ黒髪に戻したA。今日は長い髪をゆるく巻いたポニーテールにして、俺たちと同じ黒の衣装に身を包んでいる。
今日はこれからVCRの撮影、そのままRESONANCEの収録、着替えてFrom Home、最後にTurn Back Timeでびしょ濡れになるスケジュール。…風邪をひかなきゃいいんだけど。
Aは涼しそうな顔をしながらスマホを眺めている。
…また俺のクレジットカードでネットショッピングしてないだろうな。毎月請求額凄いんだから。
TN「A、いる？」
「あっ、テン！」
別の楽屋でメイクをしていたテンヒョンがやってきた。
ヒョンの第一声が聞こえてきただけで瞬時に振り向きキラキラの笑顔を見せるあたり、素直で可愛いなって思う。ヒョンだっていつもすましてるAのそんなところを見ると、普通にときめくだろうな。
…現にテンヒョンもキラッキラの笑顔だし。
TN「これ食べる？ケータリングで来てたけど、ボクのお気に入り」
「もちろん食べる♡」
TN「はいっ、あーん♡」
「んっ！美味しい！♡」
TN「でしょ〜♡」
YY「クソダルい」
XJ「マジでそれな」
LC「ノムHot！！！！！！」
KN「平和でいいじゃない…」
HD「コレハデステニデス」
WW「哥哥にもあーんさせてよ、A……テンヒョンとばっかイチャイチャしてないで…… 我们结婚吧……」
YY「気を確かに、ウィンウィン哥」
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年6月22日 1時
