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DY side
DY「A！そろそろ本気で怒るよ！」
「なんでそんなに顔真っ赤にしてるの。私なんてただの妹なんでしょ？」
DY「なっ…」
「ちゃんと征服してみなよ。昔のドヨンくんは本当のオッパみたく大人っぽくて、しっかりしてたのに」
俺の首に腕を回し、俺の膝の間に脚を入れて、Aは微笑んでいる。
…あの、違うんですけど。
君が大人になりすぎただけだと思うんですけど。
首を傾げる姿はまるで確信犯の猫のようで、俺はそんなAにもう到底勝てなくなってしまったことを実感する。
昔から、どこに出しても礼儀正しくて、仕事に対しては真面目で、メンバーにもどこか線を引いた印象を“表向きは”与えるA。
だけど俺には、こんなイタズラばかりを繰り返す。
懐かれていると言われればそれまでだし、それ自体は別に嫌じゃないんだけど、対処法に年々困り具合が増していくと言うか…。
…あまりにAが美しすぎるのが悪いんだ。
そして、
「ね、ドヨンくん。仲直りしよっか」
DY「え？……っ！」
彼女が俺のことを、本当にどうとも思っていないことが一番の問題。
だからこそAは、仲直りなんていう大義名分のもと、
簡単に俺にキスをする。
ちゅっ、と軽く音を立てて、すぐに離れた唇。
まるで少女のように微笑んだあと、Aは「じゃあね」と俺の耳元で囁いて、俺の頬をなぞって目の前から去っていく。
…誰に対してもこんな調子なら、たまったもんじゃない。
俺は急いでAのことを追いかけた。
DY「Aーーーっ！！！待ちなさい！！」
「あははっ、ごめんなさーい！！」
絶対悪いと思ってない。
普段あれだけ色気たっぷりと謳われるAが、口を開けて笑いながら会社の廊下を走っている。
…これだけ俺の前で無邪気でいられるなら、それもいいかもって。
一瞬そう思うけど、いやそれでもAのことを許しちゃいけない。
やっぱり一筋縄じゃいかない妹だ。
俺は結局吹き出して、笑いながらAのことをまた強く抱き寄せた。
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れいら(プロフ) - あーのさん» ありがとうございます！😂偶然読んで頂けて嬉しいです❤️まだまだ始まったばかりのお話なのでぜひお楽しみになさってください！✊🏻💕 (2022年3月1日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 鶴舞しゅんさん» ありがとうございます！😭💖とっても嬉しいです、、応援のお言葉を寄せて頂き本当にありがとうございます！力になります❤️🔥 (2022年3月1日 17時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーの(プロフ) - なんとなく読んでみたらすごく面白くて、、、！見てみたら大好きなれいらさんの作品でした🥰❤️🔥れ 今回のお話もとても楽しみにしてます！💚😂 (2022年3月1日 4時) (レス) id: 886ef7376a (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - れいらさんのお話はいつも自分の好みにぴったりで読んでいて楽しいです🥰これからもお話を楽しみにしています！💖 (2022年2月28日 21時) (レス) @page43 id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - おもちさん» お返事遅れました💦ありがとうございます！！とっても嬉しいお言葉です😭💖これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張りますね✊🏻💚 (2022年2月27日 17時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年2月24日 21時
