・ ページ31
.
DY side
「あんな腹筋隠し持ってたなんて。どうして私に言ってくれないの？私がチェックしてから撮影に行ってよ」
DY「隠し持ってたわけじゃないよ、前から鍛えてたって。どうしてAのチェックを通さなきゃいけないわけ？(笑)」
「みんながドヨンくんのこと色っぽいって思うなんて、そんなの嫌だ。私のオッパだもん。どうしてあんなに格好いいところ、みんなに見せるかなぁ…」
DY「…いや、仕事なんですけど。」
この腹筋を独り占めするのは私が良かった、とAは言う。
俺に抱きついて、まるで子供のように駄々を言う姿は、やっぱり俺の妹と言うかなんというか。
…別に俺の恋人じゃないのに、腹筋を独占したがっているなんて、Aらしいと思った。
Aはどうも独占欲が強い女の子だと思う。
俺はAの頭をぽんぽん撫でて、その頬に触れると、俺を見上げさせる。
DY「どうしてそんなに俺のこと独占したがるの。あれは仕事だから、しょうがないでしょ」
「…分かってるけど。ちょっとびっくりしたの。あんなに格好いいと思ってなかったし、あんなに肌を見せるとも思ってなかった」
DY「それ褒めてくれてる？」
「うん。凄く格好良かった」
DY「…ありがとう。でも、俺はAの彼女か？(笑)」
まあまあ拗ねないでよ、と言いながら俺はAの頭を撫でる。
幼い頃から彼女を知り、彼女もまた俺が練習生になった頃から俺を知っている。単純な先輩後輩と言うには深すぎる縁だ。
確かに俺もAの立場だったら、同じことを思うかもしれない。未だにAの脚や肩ががっつり露出しているファッショングラビアを見ると、ヒヤヒヤするし。
と、俺がAの気持ちを少しずつ理解していると、Aがちらりと俺を見上げた。
そして何をするかと思えば、
俺が着ていたシャツの下に手を入れたのである。
その瞬間俺は察した。
Aの真の目的ってこれじゃんか！！
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 858人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいら(プロフ) - あーのさん» ありがとうございます！😂偶然読んで頂けて嬉しいです❤️まだまだ始まったばかりのお話なのでぜひお楽しみになさってください！✊🏻💕 (2022年3月1日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 鶴舞しゅんさん» ありがとうございます！😭💖とっても嬉しいです、、応援のお言葉を寄せて頂き本当にありがとうございます！力になります❤️🔥 (2022年3月1日 17時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーの(プロフ) - なんとなく読んでみたらすごく面白くて、、、！見てみたら大好きなれいらさんの作品でした🥰❤️🔥れ 今回のお話もとても楽しみにしてます！💚😂 (2022年3月1日 4時) (レス) id: 886ef7376a (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - れいらさんのお話はいつも自分の好みにぴったりで読んでいて楽しいです🥰これからもお話を楽しみにしています！💖 (2022年2月28日 21時) (レス) @page43 id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - おもちさん» お返事遅れました💦ありがとうございます！！とっても嬉しいお言葉です😭💖これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張りますね✊🏻💚 (2022年2月27日 17時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2022年2月24日 21時
