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RJ side
Aはふと、顔を上げた。
ありもしない記憶に混乱し、この状況に感情が振り回されたのか、それともただ酔いが回っただけなのか、さっきよりもとろんとした目つき。
…そういう表情がやばいって、分かんないかなぁ。俺今必死に耐えてるんですけど。
会社のスタッフからも、男のメンバー同然に、まるで8兄弟みたく扱われていて、メディアでも勿論そうで。Aは“男”に徹している時間が長いから、だからこそ、そういう表情をする時が一番やばい。
それでもAは、俺の頬に手を当てる。
…そして、微笑む。
あの時と、同じ笑顔だった。
俺が魅了されて、見惚れてたまらない、そんな笑顔。
「…ジェヒョンさんのこと、多分…まだ、すきやけど」
RJ「…俺の前でそういうこと言わないでください」
「ふふっ、でもね。…なんていうかな〜、んー… …ジェヒョンさんは、初恋の、王子様」
RJ「…絵本に出てくる、みたいな？」
「そう！それ、それやねん、で〜、ロンちゃんはぁ、」
RJ「7人の小人の一人とか言ってんじゃないぞこら」
「まだ言うてへんやないか〜！(笑) ふふっ、あのね、……ふふっ、そういうとこ」
RJ「…え？」
「…ずっと一緒におりたいなぁって、思う」
RJ「…！」
「ジェヒョンさんは、遠くから、ただ憧れて…見つめてるだけで、多分ね、いいの。私のなかでは…それで、いいの。……ロンちゃんは嫌や、誰よりそばにおってくれへんかったら、いやや」
RJ「……」
…とんだ発言をしている。(笑)
自覚はあるんだろうか。いや、絶対に無い。
だからこんなに純粋に笑っているんだろう。
この、普段は美少年でやってるやつが、ただのポンコツでチビでドジなやつが、
…そんな小悪魔みたいなこと言うなんてさ、誰も思ってないんだよ。マジで。
俺は思わず笑ってしまった。
そして、そのほっぺをむぎゅっとつねる。
…俺の純情、弄びやがって。
俺は笑った。
RJ「俺は寂しさを埋めてくれる都合のいい男ってわけですか？(笑)」
「ちがうー！！全っ然ちゃう、ロンちゃんなんも分かってへんねんな、」
RJ「だってそんなこと言ったら…」
「もっともっと大切や。ジェヒョンさんより、ほかのメンバーより、大切なんや」
RJ「…っ、」
「…たぶん、それが……私の、本心…かなぁ…」
RJ「…なんだよその、曖昧な言い方」
「酔ってるから…」
RJ「あーあ、またその手口ですか…(笑)」
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れいら(プロフ) - カオルさん» カオルさんいつもありがとうございます〜😭❤️長い間読んでくださっていてとても嬉しいです！！こちらこそありがとうございます🥺❤️ (2022年1月29日 13時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - おもちさん» はじめまして！コメントありがとうございます💖キュンキュンして頂けて嬉しいです😆❤️ありがとうございます💖💖 (2022年1月29日 13時) (レス) @page36 id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - 声にならない声がでましたっっ いつもいつも素敵なお話をありがとうございますっ (2022年1月29日 2時) (レス) @page31 id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - はじめまして！ロンちゃん🥺🥺きゅんきゅんしました♡最高です！ (2022年1月29日 0時) (レス) @page31 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2022年1月26日 22時
