イリチルヒョンと王子様 ページ7
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JW「あっ！Aだ！」
「あ、うーさん！」
最近は2021でスケジュールがよく被るから、普段なかなか話すことの無いユニットのメンバーとも会社で顔を合わせることが多い。彼もその一人だ。
綺麗な白い髪をなびかせてこちらへ歩いてきた、とんでもないスタイルの持ち主こそが、練習生時代からの何かと私の面倒を見てくれるうーさん。
かなりの体格差があるのに、いつもおかまいなしにうーさんは抱きついてくる。必死に避けようとしても、今日も両頬に一個ずつ愛情たっぷりのポッポを受け取ってしまった。(笑)
JW「うちゅちゅ〜！今日も可愛いね、ウリキヨミ♡」
「うーさん、くすぐったいです(笑)」
JW「んふふっ、僕からの愛たくさん受け取って〜！Aは練習終わりかな？お疲れ様！」
「さっきは新しいソロ曲のレコーディングしてきました。うーさんは練習ですか？」
JW「おお、また曲出すんだね！僕はコンサートの打ち合わせをしてきたよ。もうすぐ他のメンバーも来ると思うけど…」
「チャッカンマンニョホクシジェヒョンさんも来ますか来ますよねチャッカンマン心の準備しますねスーハー深呼吸してはいスーハー、うんやっぱ無理」
JW「落ち着いてA(笑)」
落ち着けません。ジェヒョンさんのことを想うと否応無しに動悸がするんです。
うーさんが私を落ち着かせようと頭をなでなでしてくれていると、廊下の奥から聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
JO「Yo〜〜〜！My bro！」
「Oh, Hi！What's up Johnny！」
背伸びして彼とハイファイブする。
今日も爽やかな笑顔。とっても魅力的だ。
ジャニはそのまま私の頭をわしゃわしゃ撫で、にっこり微笑んだ。
24人もいるグループの中で唯一の同郷であるジャニは、年の離れた実のお兄さんみたいな存在。
そして彼も、私を実の妹のように面倒を見てくれている。
ジャニに続いて、後ろからイリチル先輩たちがぞろぞろと歩いてきた。
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年11月25日 20時
