呼ばないでほしい理由とは ページ3
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今日は年末の歌謡祭で披露するステージの練習。
いつものようにロロ、チソンとストレッチをしながら他愛もない話をする。ロンちゃんはストイックにもう自主練を始めてるし、ジェノくんとナナちゃんはいっつも二人で何か話してばっかりだ。
マークとドンちゃんは久々に練習に参加するけど、少し遅れ気味みたい。
JS「はぁ、スペシャルバージョンの練習今日からだね。なんか緊張する…」
CL「そうだ、チソンイのダンスパートも新しく追加されるんだっけ。Aも、」
「うん。僕もこの練習のあとラップパートの追加レコーディング！」
そう、今日からはHot Sauceの特別バージョンを体に叩き込むのだ。
チソンとお互いの手を引っ張り合いながら前屈する。そのままするすると床を滑り、チソンの膝の上に頭を乗せると、チソンは「ヤ〜…」と頭をかきながら恥ずかしそうに顔を背けた。
私はふふっと微笑み、そのまま膝枕してもらう。
「チソンイの新しいセンターパート楽しみ〜！」
JS「ああ、この子はそうやってまたプレッシャーを…」
CL「ヤー、照れるなよパクチソン(笑)」
「あい〜〜チソンアキヨウォ〜♡」
JS「アーチンチャ………なんなんだよ、背低いくせに」
「身長の話は関係無い！！！！！」
この子ったらもう。私はチソンのほっぺを割と強めにつねった。
チソンのほっぺは昔からもちもちで大好きなんだけど、今は話が違う。(笑)
するとずっとくっついてる私たちに寂しい思いをしたのか、ロロが私にぎゅっと抱きついてきた。
「うー、重いよ」
CL「いいでしょちょっとくらい！」
「じゃあ僕がロロに抱きつく！」
CL「しょうがないな、ほらヒョンの胸においで♪」
JS「ああ…何やってんだか…」
ロロはチソンと違って、たまに意地悪するけど基本的には私に優しい。
半年くらいしか誕生日が変わらないから普段はチングのように接してるけど、たまに人生何周目？ってくらい達観したことを言ってくるから、まだまだ子供なチソンとは違うのだ。
CL「ねえねえA、俺もAのラップ楽しみにしてるよ！」
JS「…真面目な話、Aのラップパートが追加されるだけで曲の迫力が一気に増すんだよね。まだ新しいの聞いてないけど、それは分かる」
CL「当たり前でしょ？Aはうちが誇る天才ラッパーだから！」
「……え、二人ともなんか企んでる？」
JS「いや、どれだけ僕らへの信頼無いの？(笑)」
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年11月25日 20時
