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今日も毎晩の如くロンちゃんとお話していたら、いきなりジェノくんが私を呼んだ。
…なんとジェヒョンさんが来たと言うのだ。
私は思わず部屋から飛び出して玄関に向かう。
途中ですれ違ったナナちゃんには何故か「Sexy！」と叫ばれた。いつものことなので無視。
玄関に辿り着くと、
JH「おっ、白くまじゃん」
「ジェヒョンさん…！」
ダウンジャケットを着たジェヒョンさんがいた。…私は思わず息を呑む。
私を見るとマスクを顎まで下げて、笑顔を見せてくれる。その瞬間私の胸がきゅんと音を立てた。
「どうして…」
JH「チョコ。ありがとう」
「えっ…？…ああ！てよさんが渡してくれたんだ…！」
JH「うん。俺のこと心配してたって、テヨンイヒョンが言ってたから。ありがたいなって」
「そんなそんな！…え、もしかしてわざわざお礼言うためだけに来てくれたんですか？」
JH「うん。…あと…」
「…」
JH「ちょっと、Aの顔見たかった」
そう言って、
私の頭を優しく撫でた。
…そんなジェヒョンさんから目が離せなくて、
頭がぽーっと逆上せていく感覚。
JH「ありがとう、A」
「……好きです」
JH「え？」
「はっ！！！！！」
JH「あははっ！(笑)」
「すいませんなんでもないです聞き逃してくださいチュソンハムニダカムサハムニダ」
JH「うん、夜でも元気だね(笑)」
…私としたことが。
心の中の声が漏れてしまった。
ジェヒョンさんは笑いながら首を傾げたりするから、本当にずるい。私は慌てて誤魔化して、俯いた。
…なんかもっと、可愛いこと言えたらいいのに。
こういう時だけ自分のことが嫌になっちゃう。
ジェヒョンさんにも、「面白い」としか思われてなさそうだし。
JH「…A」
「…はい」
JH「いつもAと話してたら、元気出るよ」
「え？」
JH「これあげる。お返し」
顔を上げれば、ジェヒョンさんの穏やかな笑顔。
そして私の目の前に、桃のグミを差し出した。
JH「じゃあね。おやすみ」
「えっ、あっ……お、おやすみなさい！」
私と話してたら、元気が出る。
顔、見たかった。
微笑んで、去っていく私の王子様。
…甘い桃のグミと同じくらい、甘い夢が見れそう。
JN「Aー、ジェヒョニヒョン帰った？」
「…ジェノくん、いやジェノりん」
JN「え？(笑)」
「私絶対ジェヒョンさんと結婚する。」
JN「はぁぁ！！？」
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年11月25日 20時
