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マークがぼそっとそんなことを言って、目線を逸らしながら口元を覆う。
彼の耳が赤らんでいるのは、絶対に絶対にあたしの気のせいだ。…たぶん。
私はマークの問いに、なんらかの彼の感情を読み取って固まってしまう。沈黙が続けば続くほど何かを話さなくちゃと焦って、余計に言葉が出てこない。
ただ、私とジェミンが二人きりだったのかって、マークはそう訊いているだけなのに。それなのに私がこんなにも息を詰めている理由は簡単だ。
マークは、普段そんなことを訊いてこないから。
MK「っ……や、ごめん、なんか…いや、なんでもない…」
「…」
MK「あの…いや、まあ、メンバーだし。一緒に飲むなんて当たり前だよな、Aにとってジェミニは弟だし。うんうん」
「…」
MK「…二人きりでも、普通…だよな…？」
マークが無理やり自分を納得させるように頷く。
私はそんな彼の姿を見つめながら、困り果てていた。
どうしてそんなに、ジェミンと二人きりで飲んでいたことを気にするのだろうか。確かにあまり無い機会だけれど、マークの言う通りジェミンはメンバーだから、何か特別な事情や関係があるわけでもないのに。
それでもマークが気にしている理由は、
…うーん、言っちゃえ。
「…私とジェミンが二人きりでいたら、嫌なの…？」
MK「……え、っと…」
「それって、その…妬いてるってことで、いい？」
MK「っ……！」
…ああ、ほんとに分かりやすい。
マークの耳が一瞬で真っ赤になった。
あまりにもあからさまなその姿に、仕草に、私はどぎまぎするのを通り越して思わず笑ってしまった。堰を切ったようにマークも吹き出し、「違う違う！」と大きな声で否定する。
…あたしたち何年も一緒にいるのに、どうしてこんなに中学生みたいな反応をするのだろうか。
そして、久しぶりにこんな感情を思い出した。
マーク、かわいい。
「変なこと言うのも訊くのもやめてよ、困るじゃん」
MK「いや、だってジェミニとAがその…気を遣わなきゃいけない関係だったらどうしようとか、」
「そんなこと絶対ないから！！」
MK「な、ならいいんだけど！すごく安心するんだけど、」
「…お、おお」
MK「あ、や、安心ってその…め、メンバーとして！Aがジェミンと付き合ってないなら俺、すごくほっとしてその、その…」
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SULLI*(プロフ) - マークの不器用さが最高です！！更新楽しみにしています〜〜😍 (6月6日 3時) (
レス) id: 2ff883087a (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - moo399さん» コメントありがとうございます！🥰めちゃくちゃ嬉しいです🎶ありがとうございます🫶🏻🫶🏻🫶🏻 (2023年4月12日 14時) (レス) id: 01a9a0f22a (このIDを非表示/違反報告)
moo399(プロフ) - ベスちゃんかわいすぎてニヤニヤしちゃいます！これからも楽しみにしてます！ (2023年4月11日 19時) (レス) @page9 id: 0d9b87007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2023年4月9日 17時
