猫ちゃんが４匹？ ページ15
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「…わ、やば。寝てた…」
ふと気が付いて目を覚ます。
私はダンススタジオのソファーで眠ってしまっていたようだ。コンタクトが目に張りつく煩わしい感触をどうにかしたくて瞼を擦っていると、近くから「みゃお〜」という鳴き声が聞こえてくる。
…ん？
“みゃお”？
「…うわああああっっ！！ね、猫！？」
TN「わっ、ルイたちビックリするから大きい声出さないでよ〜！」
「テンにゃ…な、なんでここに！」
このお姉さん大きい声出してうるさいね、とかそこそこの毒を吐きながら猫を撫でているテンにゃん。床にあぐらをかく彼の周りには猫が1匹、2匹、3匹。
茶色いのがリオン、シャムがルイだっけ。
…で、この特段ちっこいのはなんだ？
さらさらの黒髪につやつやのお肌、眼鏡をかけたテンにゃんはそのひときわ小さい子を抱き上げる。てか、彼もいつの間にここへ戻ってきたのだろうか。日本のイベントが大盛況だったとかなんとか、風の噂で入ってきたのが最近の出来事だったのに。
「テンにゃん、いつの間に韓国戻ってきたの？」
TN「フフッ、Aにも紹介するね！新しいコだよ、“レビ”っていうの！」
「安定の無視ねうん分かった、…レビ？」
TN「ウン！」
「レビくん？レビちゃん？小さくてかわい〜…」
TN「レビくんだよ。“Aヌナはじめまして〜、レビです！”」
テンにゃんがレビくんの小さな小さな腕を優しく持ち、私にふりふりしてくれる。その愛くるしい瞳にぬいぐるみのような可愛さ、私は思わず悶絶するのだった。
そんな私の反応を見てテンにゃんもご満悦の様子。長い前髪を後ろにキャップをかぶって、レビくんを抱えたまま私の隣に腰を下ろす。
久々に香った彼のフレグランスに、私の心はどこか落ち着いた。
「起きたらこんなにゃんにゃんパラダイスだからびっくりしたよ」
TN「Aこそ、なんでココで寝てたの？」
「わかんない、ダンスの練習してたはずなんだけど…(笑)」
TN「フフッ、疲れてたんだね。ネコとボクに癒されていきなよ！」
「わっ、近い近い近い」
私の顔に猫を近づけ、テンにゃんは満足げに笑う。そのまま私の肩に頭を乗せて満面の笑みだ。喉をゴロゴロ鳴らしていてもおかしくない。
…これじゃ猫が4匹じゃん、って。
私はこのおかしな空間に、しっかりと癒されているようだった。
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SULLI*(プロフ) - マークの不器用さが最高です！！更新楽しみにしています〜〜😍 (6月6日 3時) (
レス) id: 2ff883087a (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - moo399さん» コメントありがとうございます！🥰めちゃくちゃ嬉しいです🎶ありがとうございます🫶🏻🫶🏻🫶🏻 (2023年4月12日 14時) (レス) id: 01a9a0f22a (このIDを非表示/違反報告)
moo399(プロフ) - ベスちゃんかわいすぎてニヤニヤしちゃいます！これからも楽しみにしてます！ (2023年4月11日 19時) (レス) @page9 id: 0d9b87007d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2023年4月9日 17時
