っていう話。 (ページ34)

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「、、、、Aちゃん、こっち向いて？」

優しい声でそう言われたけど、

泣きそうな顔を見られたくなくて
ただ俯いて首を横に振ることしか出来なかった。

そんな私に、
ジェヒョン君はふふって笑っていた。

「、、、こんなにかわいい告白されて、

忘れてって言われても困る。、、、、って意味だから、、、、」

小さくモゴモゴと話すジェヒョン君の言葉に、思わず顔を上げた。

ジェヒョン君の方を見ると、

耳も顔も真っ赤で
ただまっすぐにこちらを見ていた。

吐く息が小さく震えているのがわかった。

ジェヒョン君は椅子に座り直して、

私の手をぎゅっと握った。

「、、、、こんな俺でいいの？」

まっすぐな瞳でそう聞くジェヒョン君に

今度は首を縦に振った。

私の返事を確認してから、

嬉しそうなその顔にえくぼが出る。

それからふぅーっと息を吐いて

「Aちゃん。俺と付き合ってください。」

その言葉に、嬉しくて手をぎゅっと握り返した。

『はい。』

引っ込んだ涙がまた溢れる。

また目が合って

それから優しく抱き締められた。

「、、、、、だからなんで泣くの？」

困ったように聞くジェヒョン君。

『、、、、嬉しくて(泣)』

抱き締められたままただそう答えたら、

ジェヒョン君はさらにぎゅっと腕の力を強くした。

「どうしてそんなに可愛いの？？

、、、大好き。」

恥ずかしそうにそう話す彼のほうが百億倍可愛い。

『私も、、です。』

こうして、私たちは秘密の恋愛をすることになった。