っていう話。 (ページ13)

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授業なんてろくに聞かずに物思いにふけっていると、

突然隣からスッと手が伸びてきた。

私は驚いて伸びてきたほう、ジェヒョン君を見ると

私の机の上を指差してニコニコしていた。

机の上を見ると、ノートの切れ端が置いてある。

手紙かな？と思って見てみると

［Aちゃんってドヨンの事好きなの？］

っ！！

さっきまでドヨンの事考えてたからとっても驚いた。

心を覗かれてるんじゃないかと思い

もう一度恐る恐るジェヒョン君のほうを見ると

返事を書いてと言わんばかりの表情。

今まで色々な人に何度も聞かれてきた質問。

私の答えはいつもこうだ。

［好きじゃないよ？急にどうしたの？(笑)］

ジェヒョン君に渡すと

それを読んだ後すぐに、

今度は前を向いたままこちらに返事を渡した。

［じゃあ、好きな人は？］

なんだろう、、と思いつつ

［いませ～ん。］

と書いて渡した。

それから考え込む様子で、しばらく時間が空いてから

［よかった！なんとなく気になってたから聞いてみた(笑)これ連絡先だから！］

考え込んでいた割には短い文章と、

そのあとにIDが書かれていた。

［なにそれ(笑)そういえばLINE知らなかったね！また連絡するね］

私が返事を渡すと、

今度はすぐに顔を上げて
こっちを向いてウンウンと満足げに首を振っていた。