sequel. (ページ27)

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夢であれページ27

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あの後悠太くんに「頑張れよ」って背中を押されたのはいいものの、結局話しかけられず連絡もできずsmtのリハーサルの日になってしまった

「？ヒョンなにしてるんですか？」

ジェヒョン「みて。ここ」

「？」

ジェヒョン「ステージ袖だけどよく見えるでしょ。穴場スポット」

「ずっと見てるんですか？」

ジェヒョン「自分が出るまで暇だからね」

ジェヒョニヒョンとセンターステージから少し離れた所でリハーサルを眺めていた

ボーッとみてたらいつの間にか zooのリハに移っていたみたいでジェノがこっちに手を振っていたから同じように返した

「………っ、」

……無意識ってこわい。ずっとテヨンイヒョンを目で追っていたらジゼルちゃんと仲良さそうに話してるところを見てしまった

そしたら、また鼻の奥がツーンとして咄嗟に鼻を抑える。

心做しか胸もズキズキして分かりやすい自分に笑ってしまいそうだ

そしたらテヨンイヒョンと目が合ってる気がした。

でも、コンタクト付けてないからぼやけて見えないしどうせ気のせいだろう。さすがに重症すぎる

ジェヒョン「…A」

「はい？」

ジェヒョン「なんで泣いてるの？」

「…ぇ、？」

ああ、ぼやけてたのは涙のせいか。だからヒョンは私と目が合ってたのかな、泣いてたから。リハーサルを見てるだけなのに泣いてて可笑しいやつとでも思ったかな

「あ〜、なんででしょう、目にゴミでも入ったかな、」

ジェヒョン「…ティッシュ貰ってこようか」

「大丈夫、です。すぐ収まるんでっ、！」

なのに止まるどころか見たことがないくらいボロボロと大粒の涙が溢れてきて、止まりそうにもない

テヨン「A」

……ついに幻聴すら聞こえるようになった。何これ夢？それとも病気？

マイクを通して確実にそう呟いたヒョンとはずっと目が合っている。

遠かったはずのテヨンイヒョンが真っ直ぐこっちに向かってきたのが分かった私は焦って顔を背けたままその場から離れた。

「っ、」

苦しい。これが夢なら覚めて欲しい。起こして欲しい

ねえ、涙で歪んだ顔を見てテヨンイヒョンは何を思ったの？

なんで私の名前を呼んだの？

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