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放送担当のアナウンスを聞いた俺は、座っていた椅子から立ち上がった。
[ヘチャン君頑張ってね！]
[応援してるよ！]
俺の嫌いなヨジャ達がそう言った。
仲良くもねぇくせに話しかけんなよ、
俺が許すのはAヌナだけだから。
俺はヨジャ達の声を無視して、アンカーの待機場所まで行った。
JN「はは、表情暗いよ？ｗ」
「マジで女子達キモイ」
「喋ったことねぇくせに話しかけんなってな」
JN「(笑)」
JN「あれ、なんか鉢巻きお前のっぽくなくね？」
「あ、触るな！」
俺はヌナの鉢巻きを触ってきたジェノの手を振り払った。
「これ、ヌナのだから」
JN「え、交換したの？」
「そう」
「この鉢巻きのおかげで絶対お前に勝てる気がする」
JN「それはどうかね」
[それでは始めたいと思います]
そして、リレーがスタートした。
第3走者までで俺のクラスは僅差で2位だった。
そして、そのまま俺は2位でバトンをもらった。
ジェノも足が遅いわけじゃない。
どちらかと言ったらめちゃめちゃ速い。
中々超すことができない。
そう思っていると、ジェノは更にスピードを速め、俺を少し突き放した。
『ヘチャニ！』
『頑張れっ！』
この声、
絶対ヌナだ。
俺は自然とスピードが速くなり、前にいたジェノを超した。
そして、1位でゴールテープを切った。
「よっしゃ、」
JN「本当に勝ったね」
「当たり前だろ？」
「好きな人に応援されたら、人は自然と頑張っちゃう生き物だもん」
JN「何名言みたいなこと言ってんの？ｗ」
JN「あーあ、ロンジュナに怒らそう」
JN「何であんな問題児に負けるんだよってｗ」
「失礼だな」
「でも、ロンジュナに怒られても、慰めてくれるジェミナがいるからいいだろ」
JN「はは、確かにｗ」
「じゃ、俺ヌナんとこ行くわ」
JN「うん」
俺はヌナを見つけると、有り余った体力でヌナの元へ駆けつけた。
そして、駆けつけてすぐヌナに抱き着いた。
ヌナの声で頑張れたと伝えると、可愛い笑顔で嬉しいと言った。
『ヘチャニ、すごいかっこよかった」
何それ、めっちゃ嬉しい。
でも俺は平常心を保った。
HC「惚れちゃった？ｗ」
『そ、そんなんじゃないし！』
HC「やっぱり愛の力は偉大だね」
『だから違うってば、、』
ヌナ可愛すぎる…
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lokior - nctloveさん» コメントありがとうございます！！私も♡の多さに驚いてます笑本当に温かい言葉、嬉しいです！ありがとうございます！私も大好きです💕 (2022年10月31日 17時) (
レス) id: fd6c8e4d01 (このIDを非表示/違反報告)
nctlove - コメント失礼します！本当に面白くて最高です！！88話で(現在)♡が65もついてて、勝手に喜んでます笑lokior様のペースで全然いいので、これからも頑張って下さい！大好きです💕 (2022年10月29日 16時) (レス) id: dcd732d59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lokior | 作成日時：2022年8月10日 11時
