僕の名を呼ばない君 5 ページ23
JK side
JK｢そっ、そんなことないよ…？？｣
Aくんの勢いに圧倒される。
｢いや、いんだ。自分が1番分かってるから…｣
まぁ、そりゃ正直に言えばさ…
JK｢特別上手な訳ではないかな…｣
日本人であるAくんは歌唱練習の時に先生から良く指摘を受ける。でも母国語ではない曲を歌っているんだし多少は仕方ないのでは？？と思うしこれから韓国で生活していくのだから慣れていくものだろうと思っている。ヒョン達もこっちにきて数ヶ月であれだけ歌えたら上出来だ。と褒めていた。
｢だよね…。練習生になる前に行ってたスクールで発音が変だって笑われて…。それから話すの怖くなったんだ…。｣
｢今の事務所の人はみんないい人でチョンくんも前いた人達とは全然違うって分かってるんだけど…1歩踏み出せなくて…俺…ダサいでしょ…？？｣
悲しそうに笑うAくん。Aくんは悲しそうだけど俺はすごく嬉しかった。だってAくんとこんなに話せたの初めてだ。それに…
JK｢俺の事嫌いなわけじゃなかったんだ…｣
｢えっ…！？嫌いじゃないよ！！｣
意識せず出た言葉にすごい勢いで反応するAくん。
｢逆にいつもすごいなって思ってるよ！！俺と同い年なのに歌もダンスも上手くて…絶対同じグループでデビューしたいなって思ってる。｣
JK｢…。俺もAくんのダンスも歌も好きだよ。別グループでライバルにしとくには勿体ないし、怖い。｣
俺の言葉に目を見開くAくん。そして照れくさそに笑い«ありがとう。»と微笑んだ。こんなに自然に話せたの初めてだ。明日からまた今までみたいに話せなくなるのは嫌だ。そう思った。なら…
JK｢Aくん、明日からも宿舎でもこうやって俺と話そう？｣
俺の言葉に少し戸惑うAくん。
｢あー、でも俺みんな居るとやっぱまだ怖くて中々話せないかも…｣
JK｢俺は、俺だけは絶対笑わないから。Aくんが発音間違えてたらそれは教えるし、だから俺の前でAくんが思ったこと感じたことすぐに教えてよ。｣
«練習にもなるしね？»と笑うとAくんが小さく頷く。心の中でよしっ！とガッツポーズ。
JK｢あっ、あと俺の事苗字じゃなくて名前で呼んでよ。ほらっ、チョンだとホビヒョンもいるし。｣
実際Aくんはホビヒョンの事はチョンさんと呼んでるから間違えることは無いのだか俺が個人的に名前呼んで欲しいのだ。
｢…名前、名前か…｣
Aが再び難しい顔。んっ？どうした？
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あ(プロフ) - 続きお恵みください！！！！！ (4月15日 22時) (
レス) id: 96c38df295 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 完結でおめでとうございます！完結で寂しくなってしまうな……と思っていたところに番外編？！少し読んだだけなのにおもしろくて、最高です！！ (2021年11月24日 0時) (レス) @page19 id: c1ef92049f (このIDを非表示/違反報告)
みいむぎ(プロフ) - ユキトさん» ユキト様、コメントありがとうございます！そういって頂けてとても嬉しいです(^^) 引き続き楽しんで頂けると幸いです！ (2021年11月5日 20時) (レス) id: 704950217f (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 泣きました、感動しますね。 (2021年11月4日 18時) (レス) @page6 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みいむぎ(プロフ) - いおりさん» いおり様、コメントありがとうございます！嬉しいコメントありがとうございます(;_;) これからも楽しんで頂けると幸いです！！ (2021年10月19日 12時) (レス) id: bac6bb54a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいむぎ | 作成日時：2021年10月17日 9時
