僕の名を呼ばない君 4 ページ22
JK side
JK｢大丈夫そうに見える…??｣
いつも全然話なんてかけてこないくせに今日に限ってどして。こんな風に言いたいわけじゃないのに口調がキツくなる。
「えっと…でももう夜も遅いし…宿舎帰ろう…??」
たどたどしい韓国語で俺に話しかけてくる。こんな状態じゃなければ嬉しいのに…今は1人になりたい…
JK「関係ないでしょう。ほっといてよ。」
そう言っても《でもっ…》と引き下がる様子のないAくんにだんだんとイライラしてくる。
JK「今まで声掛けても全然話してくれなかったじゃん。なに？泣いてるとこ見たら可哀想になったわけ？」
JK「てか俺の名前すら知らないんじゃない？俺の名前呼んだことないもんね？」
Aくんの顔を見ると誰が見たってわかる傷ついた表情。あぁ、やってしまった…明日からもなんならずっと顔を合わせなければいけないのに…
沈黙が気まずくてインスタントラーメンを片そうと席を立つ。その時…
「ちょん…でしょ…。」
Aくんから聞こえる小さな声。
JK「えっ？なんて？」
聞こえなくて聞き返す。するとAくんすごい勢いで顔を上げる。
「名前！！知ってるよ！！チョン・ジョングクくんでしょ！！」
今まで聞いたことないような大きな声。
顔も真っ赤にしている。
「声掛けてくれて迷惑なんて思ってないから！！逆！！すごい嬉しかった…」
そしてまただんだんと小さくなる声。
JK「じゃあ、なんで話してくれないの？いつも《はい。》と《大丈夫です。》しか言わないじゃん。」
「っ、それは…」
虐めすぎたかもしれない。Aくんを見て罪悪感が湧く。
JK「もういいよ。俺ももう帰るから、先帰ってて。」
Aくんから目を逸らし片付けを始める。Aくんも俺に背を向け宿舎へと向かって歩いていく。
あぁ、明日から急にAくんに話しかけなくなる俺を見てヒョン達が不審に思わないはずが無い。なんて言い訳しよう。なんて考えていると急に机をバンッ！！と叩く音。俺からは叩いた両手しか見えないから顔を上げる。
JK「Aくん…？」
先程帰ったはずのAくんが息を切らしそこに立っていた。走って戻ってきたようだ。そして口を開き…
「俺っ！！韓国語下手でしょ！！」
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あ(プロフ) - 続きお恵みください！！！！！ (4月15日 22時) (
レス) id: 96c38df295 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 完結でおめでとうございます！完結で寂しくなってしまうな……と思っていたところに番外編？！少し読んだだけなのにおもしろくて、最高です！！ (2021年11月24日 0時) (レス) @page19 id: c1ef92049f (このIDを非表示/違反報告)
みいむぎ(プロフ) - ユキトさん» ユキト様、コメントありがとうございます！そういって頂けてとても嬉しいです(^^) 引き続き楽しんで頂けると幸いです！ (2021年11月5日 20時) (レス) id: 704950217f (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 泣きました、感動しますね。 (2021年11月4日 18時) (レス) @page6 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みいむぎ(プロフ) - いおりさん» いおり様、コメントありがとうございます！嬉しいコメントありがとうございます(;_;) これからも楽しんで頂けると幸いです！！ (2021年10月19日 12時) (レス) id: bac6bb54a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みいむぎ | 作成日時：2021年10月17日 9時
