Part.2 ページ32
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「研究によると、人は生まれ持った遺伝子によって朝型か夜型かに分かれてるらしいよ」
と「結局は体質なんだよ」
り「だからって俺らの時間奪っていいことにはならなくない？」
と「……」
やめて！としみつのライフはもうゼロよ……
別の意味で目が覚めなくなっちゃう。
り「とりあえずとしみつには朝電話するから」
と「りょうの電話怖えから出たくねえんだよ」
「あーあ、全世界の女敵にまわしたー」
り「待て待て、Aだって俺が電話で起こしても毎回嫌そうな声出すじゃん」
「それは……私、ツンデレだから……」
し「え？似合わなくない？」
ゆ「十年一緒にいて初めて聞いたわ」
虫「ツンデレ許されんの美少女だけだよ」
……私のライフももうゼロよ。
て「てか、Aとりょうなにカレカノみたいなことしてんの？俺も電話したいんだけど」
「じゃあ朝早起きだね」
て「……やっぱAが俺にかけて」
「やだよ、てっちゃんにモニコしたらいっつも女の人の声するんだもん」
て「してねえわ！適当言うな！」
「すごいうめいてたよ」
て「え……そっち系？待って怖い怖い」
「しかも実際に起こしに行ったらリアルに女抱いてたし」
て「抱いてねえわ！うそつくな！」
「バジュラ抱いてた」
て「あ、そっち？いやまあそれは抱いてたかもしれんけど」
��ていうかうめき声ってガチ？��とまだ心配しているてっちゃんと、バジュラの一件にドン引きするとしみつ。
話がかなり逸れてきた。私のせいだけど。
それをりょうくんが建て直す。
り「としみつさ、会社には一回も遅れてなかったでしょ」
と「あれはほら、遅れたら死ぬやん」
り「気持ちの問題じゃん！甘えてんじゃん！」
て「違うんだよりょう、そもそもこの場には��遅れたら死ぬ��みたいなヒリヒリした気持ちで行きたくないのよ。仲間たちとそんな空気で集まりたくないやん」
最期の力を振り絞るてつや選手、スーパー屁理屈タイムを展開している。
なんかちょっと一理ある気がしてきた。
虫「でも今みたいに叱られるうちが華じゃん」
て「叱られるの好きじゃないんだよね」
「ガミガミ言われるのが嫌なの？」
て「やだ」
「うーわまじか……昨日の夜、てっちゃんのことムチで叩きながら思いっきり罵声浴びせちゃってごめんね？」
て「……あー、それはまた違うやん。叱るのと罵るのとでは」
「否定してくれよ」
……ダメだ。いよいよ話が大脱線してしまったので、そろそろ閉幕としよう。
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作者名：V
| 作成日時：2018年11月19日 21時
