栄養ドリンクに関する一考察 ページ26
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【 サブチャン 】
テーブルの上にずらりと並んだ栄養ドリンクたち。
その周りをずらりと取り囲む私たち。
虫「これは東海オンエアのよくないところです」
り「そうですね」
虫「まずリポビタンD11担当、てつやくん。なぜこれを飲むのですか?」
て「はい、まず元気が出ます」
そうつぶやくてつやくんにはあまり覇気がない。
どうやら編集疲れが出ているようだ。
と「あの、これに頼りだした俺たちやばいと思いませんか?老いとして」
て「これを飲まないと元気が出ません」
り「ふふっ、やばいなそれ」
と「ていうか、まず俺たちはこれを飲めば頑張れる!みたいな思考になってない?」
珍しくとしみつが正論を掲げ始めた。
どうした。
と「ただのプラシーボ効果やん!」
「難しいこと知ってんじゃん、えらいねえ」
と「俺は本気で言ってんだよ!」
虫「ちなみにこのR-1は誰のですか?」
し「はーい」
虫「これは栄養ドリンクではないよ?乳酸菌だからね?」
し「でも体調は整うから」
と「まあそれはね」
しばゆーが腸内環境気にしてるのなんか草。
り「あ!買っとこ!ってなるもんね」
し「そんな飲んでんの貴様ら?」
虫「しかも高いやつは高いからね、よけい効いてるって感じるんだよね」
「効いてるんだよそれは。体感じゃなくて事実だから」
と「証明できんのか?」
「これ飲んだ日はね、マジ寝ないでいける」
と「お前いっつも寝てねえだろうが!」
虫「朝までゲームしとるやん!」
「だからそれは魔剤飲んでるからじゃん」
て「魔剤って言うなw」
アイツはすごいよほんと。
すーぐ元気にしてくれるから。
明け方まで一生石割ってイベ走り続けられるから。
と「もうそう思い込んでる時点でやばいから、Aとてつやはたいがいやめとけよマジで」
虫「君ら2人はね、ほんと飲み過ぎ」
り「いつ見ても隣に置いてあるもんね」
て「細胞を活性化させんだよこれで」
と「やべえww」
て「これを飲みながら、ああ今俺のすべての細胞が回復してる、俺治ってるって思うから」
り「信じてるなー!」
そう力説しながら、てっちゃんがまた新たに栄養ドリンクのフタを開ける。
と「てつやはもう末期かもしれんけど、Aは今すぐやめたほうがいいって」
「じゃあもう疲れとる方法が喫煙しかなくなるんだけど」
虫「それは絶対違う、それだけは違う」
ゆ「俺も酒とタバコしかねえや」
「だよねえ」
り「ここ2人が一番老いに近くないか?」
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作者名:V | 作成日時:2018年11月19日 21時