Part.2 ページ44
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り「その体勢で勉強できんの？」
りょうの一声でAが俺の手を取っ払う。
「うわ、りょうくんにブス顔見られた無理すぎ」
り「Aはどんな顔でもかわいいじゃん」
「えへへ…」
と「本気で照れんなよきも」
「ふぁっく」
うざ。俺がキスするぞって言ったときは1ミリも反応しんかったくせに。
てつやはいつもこんな敗北感を味わってんのかちくしょー。
り「ちゃんと集中しろよ？後でまた見にくるから」
そう言って、レッスンポッドをテーブルに置いてその場から去っていった。
いや、なんで巡回するつもりなんだよ。
こっちにはうっせー先生がもうふたりいるっつーの。
「さぁ！勉強始めるぞ！」
��Pardon？��
「チッ…君には聞いてないよ？」
と「こえーよ、俺の先生レッスンポッドだけでいいんだけど」
「いつも投げ捨ててるくせに！」
と「じゃあ早く問題出せ」
「はい、すごい簡単なやつね」
と「ハードル上げんな」
「Ah, hold me tight！」
と「……アホみたい？」
いや、マジでそれにしか聞こえんかった。
「あぁ、ほーるど、みー、たいと！」
と「ほーるどみー…ホールド？��ねぇ、私を抱いて！��か！」
「…いや、語弊がひど。��私を強く抱きしめて！��だから」
と「はぁー？んなもんどっちも変わんねぇわ」
「変わるわ！これだから童て、」
と「Shut up！」
はいじゃあ次ー！Aが平然と仕切り出す。
いつ使うんだ今の。
「Put a sock in it！」
と「どうせまた罵倒だろ？でもわかる単語がひとつもねぇ」
「sockだよ」
と「そっく…そっくす？靴下？」
いいねぇ、とパチンと指を鳴らすこいつ。
と「��てめぇ靴下みたいなにおいするから近づくんじゃねぇ！��とか？」
「ぶっぶー、��うるせぇな、口に靴下突っ込むぞ！��です」
と「だーからぁ！いつ使うんだよ！」
り「使うよ？今とか」
Aの胸ぐらを掴むふりをしようとすれば。
とげを含んだ声でりょうが言う。
「うるさかったですよねごめんなさい！」
り「Aが騒いでたの？」
「えっ、いやあの、こいつです」
Aがしれっと俺を指差す。はぁ？
と「ちげーよ！レッスンポッドだよ！」
り「へぇ？」
すると、りょうがレッスンポッドをどこかに放り投げた。にこにこしながら。
なんか怒っとるこいつ。
後々知ったが、どうやらペチカと買い出しに行ったせいで機嫌が悪かったらしい。
ホショク効果絶大すぎ。
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イタリア人には敵わないというお話です→←としみつが生意気にも英語を喋ろうとしています
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作者名：V
| 作成日時：2018年9月6日 0時
