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舞桜月視点
私はどこか引っ張られる感覚によって目を覚ました。
目を開けると、そこは青く透き通った水上のような場所で。
触れられぬところをみると、現実世界では無いのかもしれない。
しばらく様子をみていた私だが、突然頭のなかに政府と名乗る人間達の声が響いてきた。
要は、歴史修正主義者から正しい歴史を守るため力を貸してほしいとのことだった。
わざわざ頼まなくても,すでに肉体を与えられた私に拒否権など無いくせに。
私は江戸の頃に折れたと思っていたのだが、誰かが焼き直しでもしたのだろうか。
政「あぁそれと、本丸には貴方のような刀が多く顕現しています。例を挙げると天下五剣の三日月宗近もいますよ？」
……三日月…宗近。
宗近様にもう一度会えるなら。
「分かりました。私も歴史修正主義者に対抗する一振りとして加わります」
答えた直後、私はまた引っ張られるような感覚に見舞われた。
次に目を開けた場所はどこかの鍜冶場。
目の前には、何百年と待ち焦がれた宗近様とその霊力が混じった人の子がいた。
恐らく、この人の子が私の新たな主だろう。
二人は驚いた顔をして固まっている。
私が女士だから珍しいのだろうか。
「初めまして、私は舞桜月。」
私の口からは操られているかの如く、勝手に言葉が出てきた。
私は自己紹介が終わると、宗近様の方を見る。
「…お久しぶりですね。宗近様」
顔は綻び、私の心は喜びに包まれていた。
昔と変わらず美しい姿を保ったままの宗近様は、戸惑いながら返事を返してくれた。
私も少し、気まずく思う部分はある。
何百年も会わないでいるとどんな風に話したら言いか、分からなくなってしまうもの。
だけど、私が言った言葉に対して、どんな言葉であっても返事がくるというのは嬉しかった。
暫くは嬉しさで舞い上がっていた私だが、少しすると周りが見えてくるものである。
不意に主殿から向けられる敵意に気がついた。
主殿から送られてくる視線には、憎悪や嫉妬が含まれている。
私はその視線を受けた瞬間、全て分かってしまった。
主殿に宗近様の霊力が混ざっていた理由。
宗近様が私に気まずそうにした理由。
私が主殿に敵意を向けられた理由。
それらは全て、主殿と宗近様の親しい間柄を証明していたのだ。
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朱雀月夜(プロフ) - 夢主ちゃん可哀想…。ハッピーエンドを願ってます!更新頑張ってください! (2021年11月4日 20時) (
レス) @page27 id: feded0a453 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ………三日月！何故夢主ちゃんの方へ行かないのよ！貴方は夫婦だったんでしょう？審神者無理………です……… (2021年1月1日 2時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
菫乃レノン @元ゆき桜(プロフ) - 三日月は1度逝ってね、審神者はもうかえならないでね！これからも応援してます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - 間違えて二回書き込んでしまった（´・ω・｀） (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - この作品好きです！更新頑張ってください( ・∇・) (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜月 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 19時
