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鶴「なんだ…ばれていたか…」
ばつが悪そうな顔をして出てきた鶴。
着物の至るところや顔にまで泥を付けて……
『怒らなければ』という感情よりも、呆れが勝る。
「…人生に驚きが必要なのは私も分かる。
でも限度があるでしょう？」
鶴「それは俺も分かっているさ！本当は三日月に仕掛けるつもりだったんだ」
「…三日月に？」
どうして……？
鶴は三日月に何か恨みでもあっただろうか。
鶴「この時間帯、いつもは主が庭を散歩してるんだよ…三日月を連れまわしてな。
Aが居ないならまだ許せた
…俺たちがその光景を見てどう思おうが三日月やAには関係ないからな…」
…関係なく無いよ。
少なくとも、刀派も逸話も無かった私には平安刀は家族みたいな大切な繋がりだ。
鶴「けど三日月はAが来てからも主の誘いを断ろうとしなかった。
だから多少の罰と話を聞く時間を取ることも兼ねて落とし穴に落とそうとしたんだよ。
……今日来なかったのは誤算だったけどな」
かなりお怒りの様子。
つまり、元を辿れば私達夫婦が原因だった訳だ。
私は鶴の前まで行くと、頭を抱え込み抱き締める。
鶴「おっおい！」
顔を染めながら弱々しく抵抗しているが、今は愛しさしか感じない。
「ごめんね鶴。
…お前にまで気を使わせてしまって。
けど、鶴や他の平安刀達が私の中で大切な存在だということは覚えておいてね。」
鶴からの返事はない。
だけど……私の肩が湿った感覚になっている時点で、泣いているのは間違いないだろう。
私は鶴の頭を撫でた。
安心していいと、少しでも伝わるように。
鶴「……Aは…三日月のこと嫌いになったりしないのか…？」
不意に鶴からのそんな質問が飛び出る。
「……そうだなぁ。
今回の事は確かに悲しかったし、落ち込んだ……かな。
でも、その事一つで嫌いになって縁切れるほど軽くないよ…夫婦ってものは。
三日月が何を思って主といるかは分からないけど……やっぱり愛しいと思うんだよ…」
それは…この身に刻まれた三日月の紋のせいかもしれない。
だけど切ない気持ちになる度、思い出すのは楽しかった三日月との日々。
その度に痛感する。
私はまだ『三日月を愛している』のだと。
鶴「…俺には理解出来そうにない」
「……しなくて良いんじゃない？
後言い忘れてたけど……短刀達には後でちゃんと謝りなさいね」
「おう」と弱々しく頷いたところで、私は鶴を離した。
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朱雀月夜(プロフ) - 夢主ちゃん可哀想…。ハッピーエンドを願ってます!更新頑張ってください! (2021年11月4日 20時) (
レス) @page27 id: feded0a453 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ………三日月！何故夢主ちゃんの方へ行かないのよ！貴方は夫婦だったんでしょう？審神者無理………です……… (2021年1月1日 2時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
菫乃レノン @元ゆき桜(プロフ) - 三日月は1度逝ってね、審神者はもうかえならないでね！これからも応援してます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - 間違えて二回書き込んでしまった（´・ω・｀） (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - この作品好きです！更新頑張ってください( ・∇・) (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜月 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 19時
