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現在の時刻15時30分。
私は大広間を出て、自室に向かっていた。
庭の見える縁側を通り、差し込む光に目を細める。
庭では短刀達が遊んでいた。
今「あっAー！！ちょっとこっちに来てくれませんか？」
「？ああ……いいよ」
私は適当な下駄を見つけ、庭の中央…短刀達が集まっていた場所まで向かう。
短刀達の中心には、大きな穴とそこに落ちて怪我をした短刀が二人。
「大丈夫？立てそう？」
私が中の二人に問う。
二人は不安そうな顔を私に向けた。
虎「ぼっ僕は…大丈夫です！でも…小夜くんが…」
片方の子が右隣にいる青髪の子を見て泣き出した。
小「別に…たいした怪我じゃないよ」
本人はそう言っているが、足を怪我しているようで立つことは難しい。
平「実は遊んでいた途中、鶴丸様が作った落とし穴に五虎退と小夜君が落ちてしまったんです。僕達だと身長のせいで自力で出ることも助けることも出来なくて…」
前「そこで廊下を歩いておられたA様に協力をお願いしたくお声を掛けさせて頂きました」
双子のような見た目をした茶髪の短刀達が率先して事の顛末を説明してくれる。
これを聞いて助けない訳にはいかないな。
「とりあえず二人を上に上げて、手当てはその後するから」
私は落とし穴の中に降りてまず先に五虎退君を抱き抱える。
穴の深さはちょうど180cmといったところだ。
そのまま腕を伸ばして五虎退君を地面に降ろす。
「小夜君…抱えるけど大丈夫？痛かったら言って」
次に私は慎重に小夜君の背中と膝裏に手をまわした。
そのまま立ち上がり小夜君の顔を見れば、少し頬を赤く染めているだけで痛みに耐えている様子は無かった。
私は小夜君を地面にそっと降ろし、穴から抜け出す。
上では五虎退君が立っており、「あっあの！ありがとうございました！」とおどおどしながらもお礼を言ってくれた。
小「僕も…ありがとう」
やはり小さき者達は可愛い。
私は微笑み二人の頭を撫でた。
「…私は当たり前の事をしただけだよ。それと、鶴が悪かったな後で叱っておくから…君たちは手当てをしてもらっておいで。」
私がそういうと、二人は他の短刀達と共に建物の中に戻っていった。
さて……
「鶴、いるんでしょう？隠れてないで出てきなさい」
私は空に向かって呟く。
庭の奥、生い茂った草木が揺れ…姿を表したのは泥だらけになった鶴丸国永だった。
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朱雀月夜(プロフ) - 夢主ちゃん可哀想…。ハッピーエンドを願ってます!更新頑張ってください! (2021年11月4日 20時) (
レス) @page27 id: feded0a453 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ………三日月！何故夢主ちゃんの方へ行かないのよ！貴方は夫婦だったんでしょう？審神者無理………です……… (2021年1月1日 2時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
菫乃レノン @元ゆき桜(プロフ) - 三日月は1度逝ってね、審神者はもうかえならないでね！これからも応援してます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - 間違えて二回書き込んでしまった（´・ω・｀） (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - この作品好きです！更新頑張ってください( ・∇・) (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜月 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 19時
