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「久しぶり。皆変わりないようで何よりだ」
小狐丸の言葉は定番の挨拶みたいな物なので無視した。
私の返事に、三人が微笑み返してくれる。
その笑顔を見ると嫌でも思い出す。
三日月を宗近と呼び、仲睦まじく過ごしていた平安の頃を。
私の顔は自然と眉を下げ、悲しんだものになっているだろう。
そんな私を見かねてか思い当たる節があるのか、石切丸が私を心配そうに見てくる。
石「…Aさんは……もう三日月さんと話をしたかい？」
私と三日月が夫婦刀だと知っているのは平安に打たれた刀だけだ。
勘のいい彼のことだから、私の顔を見て何か気づいたのだろう。
別に嘘をつくような話でも無いので、正直に話した。
「そうだなぁ。
結果から言うと…話した、向こうから一方的にね。
宗近と呼ぶなって注意されちゃったよ」
私の言葉を聞いた彼等から一気に笑顔が消える。
高ぶった霊力がピリピリと肌を突き刺し、顔にこそ出ていないがその怒りは大気を揺らし、伝わってきた。
石「少し……話し合いが必要かな…？」
岩「あやつは何様のつもりなんだろうなぁ？Aに八つ当たりするとは」
狐「そもそもAというものがありながら人の子に懸想している時点でどうかと思うんじゃが…」
今「三日月さいてーです」
やはり身内だからか容赦が無い。
小狐丸に至っては素が出ているし…
何より普段穏やかな石切丸が怒っているところを見るのは久しぶりだ。
「まぁ主殿に誤解されたく無かったんでしょうね。
一応、恋人なんでしょう？」
今「…三日月に聞いたんですか？」
私に抱きついたままの今剣が不思議そうな驚いたような顔で問いかける。
「いや、主殿に直接言われた。
まぁその前の時点で二人の霊力が混じってい
たから…流石の私も気がついたけどね？」
私は自嘲気味に笑った。
そんな私の顔を見てか、三人の霊力はますます研ぎ澄まされていく。
怒りの矛先が三日月から主にも向かっていた。
石「取り敢えず、何かあったら私たちに言うんだよ？」
岩「そうだぞ！俺たちはAの兄だからな！」
岩融の大きな手が私の頭を撫で、腕の中にいる今剣も私に抱きついてきた。
二人の暖かさが私に伝わり、まだ兄弟だと思ってくれていることにひどく安心した。
三日月とまだ夫婦刀であると、そう…自惚れてしまうほどに。
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朱雀月夜(プロフ) - 夢主ちゃん可哀想…。ハッピーエンドを願ってます!更新頑張ってください! (2021年11月4日 20時) (
レス) @page27 id: feded0a453 (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ………三日月！何故夢主ちゃんの方へ行かないのよ！貴方は夫婦だったんでしょう？審神者無理………です……… (2021年1月1日 2時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
菫乃レノン @元ゆき桜(プロフ) - 三日月は1度逝ってね、審神者はもうかえならないでね！これからも応援してます (2020年10月18日 0時) (レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - 間違えて二回書き込んでしまった（´・ω・｀） (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
アニオタちゃん - この作品好きです！更新頑張ってください( ・∇・) (2020年1月24日 0時) (レス) id: 8da926b67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜月 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 19時
